ランクバトルにおいて、急遽DLCの準伝説ポケモン、オーガポンが解禁されました。9/22現在、使用率が一気に5位まで上昇し、猛威を振るっております。
なぜ、そこまで途中参加のオーガポンが使用率上昇までに至ったのかを解説していきたいともいます。では、早速綴っていきたいと思います。
オーガポンの基本データ
オーガポンは、専用アイテムである、かまどのめん、いどのめん、いしずえのめんによって、フォルムが変化するポケモンです。
フォルムは4つあり、覚える技も非常に豊富な上、草タイプ複合と言った珍しい側面も持ち合わせているため、今までのポケモンとは一風変わった立ち位置にいる印象です。
解説の仕方はいろいろあると思いますが、各フォルムで種族値は変化しませんが、特性とタイプ、テラスタルした時の効果がそれぞれ違うのでそれぞれ解説していきます。
オーガポンの共通の種族値
オーガポンの種族値は以下のようになっております。
HP | 80 |
こうげき | 120 |
ぼうぎょ | 84 |
とくこう | 60 |
とくぼう | 96 |
すばやさ | 110 |
合計種族値:550
オーガポンはすばやさとこうげきがやや高く、あまり使わないとくこうは60とやはりDLCのパッケージを飾る準伝説ポケモンとしてふさわしい、無駄のない種族値をしています。
耐久数値も、HP-ぼうぎょ-とくぼうが、80−84−96とアタッカーとしては、非常にバランスの取れた絶妙な数字となっております。
でもこの種族値で使用率上位に上り詰めたというには、少し疑問が残ります。実は、オーガポンの強みは種族値だけでなく、ありとあらゆる要素が噛み合って今こうして使用率上位に上り詰めたという感じなんです。
オーガポン(みどりのめん)の解説
まず最初にみどりのめん状態のオーガポンの性能について解説していきます。このオーガポンを使うには、おめん以外の道具を持たせるか持ち物なし(おそらく存在しませんが)の状態にするとこのフォルムになります。
メリットは、このフォルムだけ唯一、道具を自由に持たせることができます。逆にデメリットはというと、草単タイプなので、やや火力に乏しいところにあります。
ですが、草タイプが通るのであれば、テラスタルして火力を上げることもできるので、一概に火力が足りないとは言えませんね。
オーガポン(みどりのめん)のタイプ
オーガポンのタイプ相性はこんな感じ。草単タイプということで、弱点5つ、いまひとつ4つで、以前紹介したゴリランダーと同じですね。
耐性を活かすよりも高い素早さを活かして器用に立ち回るといったポケモンだと思います。
オーガポン(みどりのめん)の特性とテラスタル
通常時の特性は、「まけんき」です。すばやさダウンやとくぼうダウンといった、能力下降が発生すると、こうげきランクが2段階上昇します。
この特性のおかげで、環境に一定数存在するいかくもちのポケモンに対して有利に立ち回ることができます。
なんとオーガポンは、どのフォルムも共通して、テラスタルすると特性が変化します。テラスタル後の特性は、「おもかげやどし」。
みどりのめんの状態のオーガポンが使うとテラスタル始動後に、すばやさランクが1段階上昇します。いわゆる、擬似的に発動するこだわらないで使えるこだわりスカーフのようなものです。
しかも、この効果は、場から離れて再び場に出た時にも発動するため、非常に強力です。
ただし、このフォルムのオーガポンのテラスタイプはくさ固定なので、注意して立ち回る必要があります。セグレイブやパオジアンといった攻撃力の高いポケモンのこおりのつぶてに弱いので、もし、草オーガポンを使う時があったら警戒しておきましょう。
なお、他のフォルムのオーガポンと違い、テラスタルしても特性変化の影響が少ないという強みがあります。
オーガポン(かまどのめん)の解説
おそらく、現時点でオーガポンの中で一番使われているフォルムです。ほのお・くさの複合タイプで、このタイプ複合は攻守ともに優れています。
このタイプ複合ポケモンは他には、スコヴィランしかいません。
オーガポン(かまどのめん)のタイプ
炎・草の複合タイプは、幅広い攻撃範囲をしています。両方の技を半減できるポケモンとしては、カイリューがいます。
ですが、隙をついて一度つるぎのまいを積んでしまえさえすれば特性:かたやぶりを持っているので、カイリューの特性:マルチスケイルを貫通して攻撃できます。
さらにこのフォルムのオーガポンは、テラスタルすることによって、攻撃ランクが1段階上昇するため、凄まじい破壊力を誇っています。これを書いている筆者にとっても、このフォルムはオーガポンの中でもおすすめです。
ちなみに、草オーガポン以外は、お面を持たせていると思いますが、常時こうげきに1,2倍の補正が乗るので、ダメージ計算する時は注意しましょう。
オーガポン(かまどのめん)の特性とテラスタル
そんな炎オーガポンの通常時の特性は、前述もしましたが、かたやぶりです。相手の特性を無視して攻撃することができます。
これが非常に強力で、ヒードランやソウブレイズといった、特性:もらいびのポケモンたちに一泡吹かせることが可能です。なお、テラスタルしたら特性のかたやぶりが変化するので要注意です。
テラスタル時の特性は、共通して「おもかげやどし」。テラスタルしたタイプは草・炎から炎タイプに変化します。テラスタルした時、こうげきランクが1段階上昇します。また、場から離れて再び場に出し直す度にこうげきランク1段階上昇が再び発動します。
ただし、水ウーラオスには、基本的には対面打ち負ける可能性が高いので、要注意です。
オーガポン(いしずえのめん)の解説
岩タイプをもっているので、炎オーガポンに対して強く出れるポケモンです。このフォルムのオーガポンは、基本的には、テラスタルしない時の方が強いところが多い場合が数多くあります。
このフォルムのオーガポンの強みは、他のポケモンにテラスタル権を回せる点と、攻撃範囲が全タイプで通りのいい岩タイプを持っている点と、カイリューにタイプ上有利な点です。
オーガポン(いしずえのめん)のタイプ
いわ・くさというこれまた珍しいタイプ複合ですね。このタイプ複合は、今までのポケモンの最終進化系でいうと、ユレイドルのみです。なお、今作では、内定していないため唯一のいわ・くさタイプのポケモンとなります。
弱点や耐性はそこまで優秀ではないですが、最低限戦える性能はしていると思います。
オーガポン(いしずえのめん)の特性とテラスタル
この岩オーガポンの通常時の特性は、がんじょうとなっております。要するに、どんな攻撃が来ても基本的には一回以上は、絶対耐えられるということですね。さらに、一撃必殺技が効かないのも強いポイントです。
テラスタルタイプは岩固定で、テラスタル時に、ぼうぎょランクが1段階上昇します。もちろん場から離れた後に場に出た時発動するので強力です。
しかし、草複合でなくなってしままい、タイプ相性が大きく変化してしまうので、基本的には、テラスタルするのは難しいところです。
専用技のツタこんぼうの火力を底上げしたい時にテラスタルをしてみましょう。
オーガポン(いどのめん)の解説
いどの面を持たせるとフォルムチェンジする、水・草の複合タイプになるオーガポンです。9/22現在、おそらく一番使用率が低いオーガポンのフォルムかもしれません。
理由としては、いくつか挙げられると思いますが、オーガポンが参入した影響か、物理環境になってしまったためです。シーズン10の今の状況下では、まだ開拓されきっていないというのが現状です。
オーガポン(いどのめん)のタイプ
これまた珍しい、水・草という珍しい複合タイプです。オーガポン以外でこのタイプ複合は、最終進化系でルンパッパのみです。
正直、まだこのフォルムについては情報が少ないので、イマイチパッとしませんが、特性にちょすいがあるので、禁止伝説ポケモン環境になった時に、カイオーガメタのポケモンになり得ると思っています。
オーガポン(いどのかめん)の特性とテラスタル
このフォルムのオーガポンのテラスタイプは水で固定されています。通常時の特性は、「ちょすい」です。水タイプの技を受けると最大HPの4分の1を回復します。
またテラスタルすると、特性:おもかげやどしで、とくぼうランクが1段階上昇します。水タイプに固定されるので、弱点や耐性が同じく変化します。
このフォルムのオーガポンはまだ性能が未知数ですが、特殊環境になったら強くなるかもしれませんので、今後に期待です。
オーガポンの専用技:ツタこんぼう
オーガポンの特別な専用技でツタこんぼうという技が今作実装されました。フォルムによって、タイプが変化する技で、命中100威力100で、物理の非接触技という破格の性能を誇った攻撃技になっております。
特に、どのオーガポンが使っても、テラスタルして打った時のこの技の破壊力は、凄まじいものがあります。
特に、炎オーガポンのテラスタルからのツタこんぼうは別格の破壊力があります。
こうげき種族値120、テラスタイプ補正2倍、テラスタル時の攻撃ランク1段階上昇(1.5倍)、お面の効果で1.2倍、さらに、急所ランク+1という効果もあるので、時には急所に当たることもあり、前作のザシアンのきょじゅうざんよりすらも超える火力が出ます。
そのため、受けが成立できるポケモンがかなり限られてしまいます。
オーガポンの解説まとめ
正直オーガポンは、解説することが多すぎて、1記事で収まりきれないので、今回は最低限の情報で留めましたが、何記事かに分けて今後もまとめた記事を投稿したいと思います。
最後に、ポイントをまとめて終わりたいと思います。
- オーガポンは、SVのDLC第1弾で登場した準伝説ポケモンで4つのフォルムがある
- テラスタイプは、フォルムによって固定されている
- フォルムによって、草タイプが複合されたタイプとなっている
- 専用技ツタこんぼうは、命中安定、威力も高く急所にも当たりやすいため非常に強力
途中参戦した時点ですでに使用率上位に君臨しているため、S11以降は、使用率TOPになる可能性ありです。下手すると、最終日には使用率TOP3にいるかもしれません。
今後の環境で対策必須のポケモンだと思いますので、情報を整理していきたいと思います。