ポケモンSVのDLCが来てから初めての投稿になります。あなたは、DLC楽しんでますか?
あの剣盾時代に夢特性ととある技が解禁された瞬間に、猛威を振るっていたゴリランダーが復活してしまいました。この組み合わせによって剣盾時代では、草タイプ御三家前代未聞の使用率TOPを記録してしまいました。
なぜこのゴリランダーが強いのかを今回、確定した情報と新要素から考えていきます。ぜひ最後までご一読ください!
そもそもゴリランダーとは?
ゴリランダーは、第8世代の剣盾の時に初登場した最初にもらえる草タイプの御三家の最終進化形のポケモンです。
対戦環境で見ると、夢特性が解禁されていない初期の頃は、目立った強さはなく、物理寄りでバランスの良い種族値をしている程度でした。
なお、はたきおとすや10まんばりきなど優秀なサブウエポンを色々覚えていたので、中堅程度の強さでした。(夢特性とグラススライダーを手に入れるまでは・・・)
まずはゴリランダー自体の種族値をおさらいしておきましょう。
ゴリランダーのタイプ
ゴリランダーは草単タイプです。なので、4倍弱点や4分の1の耐性こそありませんが、そこが逆にバランスの良さを表しています。そこがゴリランダーの強みです。
物理方面でなら、タイプ一致弱点さえ突かれなければ、そこそこ耐える印象があります。
ゴリランダーの特性・夢特性
御三家の草タイプの共通特性である、HPが3分の1以下の時に草タイプの技の威力を1.5倍してくれるしんりょく。そして、このポケモンの目玉特性といってもいい、夢特性:グラスメイカー。
対戦で使うのは、ほぼグラスメイカーといっていいでしょう。場の状態をグラスフィールドにするといった効果があります。グラスフィールドにするとどんな恩恵があるのかというと、グラススライダーを先制で打てます。
すばやさ種族値85、こうげき種族値125でタイプ一致(1.5倍補正)先制技でなおかつ、フィールド補正の(1.3倍)火力で打てる。これだけのことが非常に強いんですよね。環境を一変させた剣盾時代を思い出します。
流石に公式も認知されたのか、今作は威力が70→55に下方修正されました。その代わりに、今作はテラスタルという仕様があるので、草テラスタルで火力の増強も見込めます。
流石に今作では、飛行・ドラゴンタイプであるカイリューが重いですけどね。
ゴリランダーの種族値
HP | 100 |
こうげき | 125 |
ぼうぎょ | 90 |
とくこう | 60 |
とくぼう | 70 |
すばやさ | 85 |
ゴリランダーのこうげき種族値は、そこそこ高い125です。すばやさ種族値も85と中堅に位置しています。
ほぼ使われないとくこうに関しても60と結構無駄のない配分です。総合的に見ると、このこうげき種族値で先制技が飛んでくると考えるとそれだけで恐ろしいですね。
個人的な予想ですが、ゴリランダーの使用率がTOP10以内まで上昇してくると推測します。
ゴリランダーの覚える代表的な技について
ゴリランダーといえば、グラススライダーだけではなく他の優秀な技もあるということを意識しておきましょう。ここでは、ゴリランダーの使える技について紹介していきますね。
グラススライダー
威力55命中100の草タイプの物理接触技です。効果としては、場がグラスフィールド状態の時限定で、優先度+1で攻撃を行えるといったものになります。
ゴリランダーの夢特性:グラスメイカーと非常にシナジーの良い技となっております。なお、仮想的である、パオジアンのフィールドを元に戻す効果を付与した技「アイススピナー」には警戒したいところです。
もちろん、グラスフィールドが消えると先制技ではなくなるので、その点は要注意です。
とんぼがえり
命中100威力70の虫タイプの物理接触技です。攻撃した後に控えのポケモンを選んで交換する効果があります。
すばやさが85あるので、先行で打ち逃げしたり、こちらがダメージを受けてから後攻で撃つ場合の2パターンがあると思います。どちらにせよ優秀な交代技なので、覚えておいて損はないと思います。
はたきおとす
命中100威力65の悪タイプの物理接触技です。追加効果として、道具を持っているポケモンに対しては、1.5倍の威力になり戦闘終了までの間無くなります。
なお、ブーストエナジーやグラスシードによる、場に出た後に無くなる道具を持ったポケモンに対しての威力は望めないので要注意です。
10まんばりき
DLCにて技マシンで復活した技になります。命中95威力95の地面タイプの接触物理技です。じしんやじならしといった地面を揺らす系の技は、グラスフィールド下で威力が半減してしまいますが、この技は、グラスフィールドの影響を受けずに攻撃できます。
ゴリランダーがグラスフィールド下でも火力に影響なく打てる貴重な地面技となります。
ちょうはつ
相手の変化技を3ターンの間封じる、変化技です。ゴリランダーはすばやさ種族値85なので、型が多すぎて何をしてくるかわからないカイリューなどに対しての貴重な技になります。
つるぎのまい
自身のこうげきランクを2段階上昇させる変化技です。ゴリランダーをアタッカーとして使っていく際に使える火力増強技ですね。
なお、グラスメイカーで発生したグラスフィールドを1ターン消耗してしまうのがやや痛いので、短期決戦向けとして採用される技ですね。
くさわけ
命中100威力50で、草タイプの物理接触技です。グラススライダーがあるので、あまり必要ない技かもしれませんが、一度くさわけを打つ隙を作れれば、すばやさ種族値85あるので、最速前提とはなりますが、最速パオジアンのこおりのつぶてやふいうちよりも早くグラススライダーで処理できます。
テラバースト
有利対面を一度作ってつるぎのまいとセットで使いたい技です。おすすめは、炎・氷・岩のどれかですね。
炎はゴリランダーミラーやパオジアン、ハバタクカミなどに対して強く出れます。氷にすれば、カイリューの打点になります。個人的におすすめしたいのが、岩テラスタルです。
岩テラバーストは攻撃範囲が結構広いので、元々有効打のないカイリュー、草タイプの攻撃を4分の1の耐性を持っているテツノドクガなどここぞという時に手が届きそうなテラスタルとなります。
緊急追記:ゴリランダーと対戦環境
さて、ゴリランダーについて紹介してきましたが、急遽環境の変化がシーズン10の中盤で発生しました。
なんと、DLC内での一部ポケモンがシーズン10でも使えるようになってしまいました。
軒並みゴリランダーに強い性能をしているポケモンが多く、これによって、ややゴリランダーも向かい風になってしまうかもしれないと感じました。
最初にグラスラ解禁とはしゃいでましたが、環境での使用率TOP10入りは厳しいかもしれません。
ゴリランダーの強みをいかに出すかが今後の鍵
グラススライダーが弱体化し、等倍ではそんなに火力はでないかもしれないと思いますが、さいわいつるぎのまいは覚えるので、使い方次第では強くなるポテンシャルは秘めています。
今作のゴリランダーは前作での脳筋グラススライダーでも強いわけではなく、プレイヤーの力量によって、強さが変わってくるポケモンですね。
でも、威力は下がっても先制技に変わりはないので、使い方によっては全然いける口だと思います。
ゴリランダーについてまとめ
ここまで、ゴリランダーについて色々触れてきましたが、最後にポイントをまとめて終わりたいと思います。
- ゴリランダーは草単タイプのポケモンでタイプ一致の草タイプの先制技グラススライダーを覚える
- はたきおとす、ちょうはつ、つるぎのまいと強力なサブウエポンや変化技も覚える
- シーズン10の中盤から使えるアイテム、環境が変更されてやや向い風
- テラスタルを駆使して物理アタッカーとしてエースにしていくのもあり
警戒されやすいポケモンではありますが、今作はテラスタルもあるので、臨機応変に立ち回ったり技を変えたりするといいと思います。
ハマると強いポケモンの一角なので、一度手を出してみるのもありかもしれませんね。