ポケモンの特性の1つである、特性:いかく。これに苦しめられるポケモンは数知れず。今回は、いかくの特性を持ったポケモンに強いポケモンが多い理由を考えていきたいと思います。
特性:いかくの強み
ここで、改めて今回解説するいかくについて、簡単に効果を見ておきましょう。特性のいかくとは、場に出た時に相手のポケモンのこうげきランクを1段階下げる効果を持っています。
ダブルバトルでは、なんと相手の2体のポケモンを同時にこうげきランクを1段階下げることができます。
要するにこの特性は、シングル・ダブル問わず強い特性となります。
サイクル戦・対面構築などで大活躍
相手の攻撃ランクを1段階下げるのは非常に強力で、等倍程度の火力であれば受けが成立することもしばしばです。これを利用して、サイクル戦に持ち込めたり、クッション役として機能したりできるので、非常に強いです。
とんぼがえりなどの交代技と組み合わせれば、盤面を支配することも可能です。
対面で撃ち合う際にも強く出れるので、この威嚇という特性は非常に心強いですね。
特性:いかくを持った有名なポケモン
この特性を持った代表的なポケモンを5匹紹介します。
ランドロス(霊獣フォルム)
ランクマを潜ってきた人は、散々見てきたと思います。どの世代でも環境上位に君臨するほどの優秀なスペックをもっています。
攻防ともに優秀なタイプとアタッカーにも受けポケモンにもなりえるのが強みです。
詳しくは、ランドロスの詳細が載っている記事を載せておきます。
ガオガエン
DLC第2弾で追加されたアローラ地方の御三家ポケモンです。炎タイプも持っているため、いかくに加えて鬼火も覚えるため、対物理ポケモンとして非常に強く出れます。
対面操作技でもある、すてゼリフ(相手のこうげき、とくこうを1段階下げた後に控えのポケモンと交代する)も覚えるので、サイクル構築で使うのもありです。
ボーマンダ
もう1つの特性は、じしんかじょうですが、素早さのインフレによって全抜きが難しく、現在では、威嚇持ちのボーマンダが多い印象があります。
ボーマンダの強いところは、両刀(物理、特殊両方で攻撃が可能)な種族値をしているところにあり、物理アタッカーだと思ったら、ハイドロポンプや流星群が飛んできて一撃で仕留められるなんてこともあるので物理型か特殊型かの判断が難しいところです。
なお、もともとの耐久値は高くないポケモンなので、テラスタルを駆使して戦うポケモンでもあるかもしれません。
ギャラドス
道具はゴツゴツメット、技は、電磁波と挑発を持っている印象があります。
威嚇とゴツメを武器に殴ってきたポケモンの体力をごっそり削ったり、電磁波でマヒ状態にしてきたりと器用なポケモンでもありますが、結構読まれやすいポケモンでもあります。
水・飛行という受けに関しては、岩・電気しか弱点が無いため、タイプに恵まれています。相手の選出画面にいたら物理ポケモンを出すのをためらった方がいいかもしれません。
ウインディ
SVの初期からいるポケモンです。最近のウインディは、威嚇で相手の攻撃にデバフをかけながら、アタッカーを務めているウインディがやや多く感じます。
ガオガエンと同じく、炎タイプをもっており鬼火を覚えます。また、ガオガエンとの差別化点として、回復技のあさのひざしを覚えます。
特性:いかくの弱点
このいかくという特性は、強制的に発動するので、特性:まけんきか、特性:かちきのポケモンに発動させてしまうと、まけんきの場合、こうげきが2段階上昇してしまい、結果として、1段階上昇させてしまう結果となります。
特性:かちきの場合は、とくこうを無条件で2段階上昇させることになるので、逆にいかくが起点となって止めにくいアタッカーになりうるポケモンとなります。
また、いかくは、道具の一つであるクリアチャームによって、無効化される側面もあります。
特性:いかくのまとめ
ここまで、威嚇もちのポケモンや特性:いかく自体の解説をしてきました。物理アタッカーにとっては、避けては通れないデバフ効果を持った特性なので、すぐさま交代技を打つ等、対策を考えておきましょう。
最後にポイントをまとめておきましょう。
- 特性:いかくは、相手のポケモンの攻撃ランクを1段階下げるので非常に強力
- 威嚇を持ったポケモンは、サイクル戦や対面性能が高いポケモンが多い
- まけんきかかちきのポケモンで対策可能ではあるがやや限定的でもある
なお、余談ですが、ステルスロックを踏んで場に出る直前にポケモンが倒れてしまった場合、特性は発動しないので気を付けておきましょう。