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水ウーラオスにパンチグローブってあり?覚える技と一緒に解説します!

レギュレーションDに変わって半月以上経ちました。この時期になると環境もだんだん固まりつつ、新しい型の開拓やポケモン単体の調整も進んでくる頃だと思います。

そこで、レギュレーションD序盤にて使用率TOPになった経歴のある、ウーラオス(主にれんげきのかた)についてお話したいと思います。

水ウーラオスの基本データ

ウーラオス(れんげきのかた)についての基本のデータを見ていきましょう。これを見ればなぜ水ウーラオスが強いのかわかると思います。

今回はいちげきのかたはあまり触れず、れんげきのかたを詳しく見ていきます。

れんげきのかた(通称:水ウーラオス)のタイプ

みず・かくとうの複合で、耐久面で見ると、無効タイプなし、半減以下は7タイプです。使用率で見ると、ハバタクカミのムーンフォースなどに弱いです。その反面、パオジアン側には、有効打はありません(電気テラバースト等を除く)。

攻撃面で見ると全体的に通りの良い水タイプと格闘タイプ。両方半減以下にできるポケモンはカイリューやギャラドスなどがいます。

なお、ウーラオスは、3色パンチ(ほのお、かみなり、れいとう)を覚えるので、4倍弱点も突きやすいです。ギャラドスには、かみなりパンチ、カイリューにはれいとうパンチが有効です。

ウーラオスの種族値(※いちげきのかたと共通)

HP 100
こうげき 130
ぼうぎょ 100
とくこう 63
とくぼう 60
すばやさ 97

合計種族値:550

基本的に使わないとくこうは63で、あとはとくぼう以外全て高水準です。とくぼう自体は低いですが、等倍程度の攻撃ならHP種族値が100あるので割と耐えてくれます。

攻撃面で見ると、すばやさが絶妙な数値で97。ミミッキュのすばやさ種族値96を意識したかのような種族値をしております。

そして、こうげきの種族値は130とかなり高めです。数値だけ見るとちょっと物理に強いアタッカーかと思いますが、ウーラオスが別のポケモンと差別化できるポイントが技にあります。

それが、確定急所で3回攻撃できる技である、「すいりゅうれんだ」です。命中100、威力25×3で、急所補正とタイプ一致補正を乗せると、25×1.5倍(切り捨て)×1.5倍(切り捨て)=威力55の3回攻撃です。

複数回の攻撃なのでタスキ貫通という非常に強力な攻撃になります。

ウーラオスの特性:ふかしのこぶし

直接攻撃(接触技)を使うと、相手の「まもる」系統の技を貫通して攻撃することができます。

さらに、「トーチカ」や「ニードルガード」といった毒やダメージ受ける等の追加効果のある技も無視して攻撃できるので受けポケモンにはめっぽう強いかもしれません。

ちなみにこの特性は、ぼうごパッドやパンチグローブなどのを持たせると技が非接触技になるため、無効化されてしまう特性なので、その点は注意が必要です。

例を挙げると、パンチグローブを持たせたウーラオスとたべのこしキョジオーン対面で、まもるでガードされるなんてことも、もしかしたら起こるかもしれませんね。

第8世代(剣盾時代)のウーラオスの持ち物について

特に多かったのは、きあいのタスキでした。そして、上から相手をねじ伏せるこだわりスカーフ、受けポケモンを崩すためのこだわりハチマキが主に主流でした。

しかし、第9世代(SV)になってから、新アイテム「パンチグローブ」が登場してから、ウーラオスの主流の第4のアイテムである、パンチグローブ型ウーラオスが爆誕しました。

パンチグローブには、大きく2つの効果があり(細かい仕様を解説するともっとありますが割愛します)、1つ目は、パンチ系の技の威力が1.1倍になります。2つ目の効果は、直接攻撃(接触技)ではなくなるというものです。

特に、2つ目の効果が重要で、カイリューやサンダーを筆頭とするゴツゴツメットを持ったポケモンに攻撃をしても接触技じゃなくなるので、すいりゅうれんだを撃つ場合、1回につき最大HPの6分の1のダメージを受けるものを無視して攻撃できます。

パンチグローブと水ウーラオス

タイトルの本題に入ります。パンチグローブを持たせたウーラオスについてありなのかなしなのか?結論を言うと「あり」です。

きあいのタスキを持たせて2回の行動保証をもたせたウーラオスもありだし、こだわりスカーフを持たせて本来負けているすばやさラインをもったポケモンの上を取るのもいいですし、こだわりハチマキを持たせて交代先のポケモンに負荷をかけるのもありです。

なお、SVの対戦環境は剣盾の時のようにダイマックスが存在しない関係上、ゴツゴツメットの評価がさらに上がっています。

さらに、せっかくきあいのタスキを持たせても攻撃している時にゴツゴツメットに触れてせっかくの行動保証が潰れてしまうのが非常にもったいないです。

だったら体力管理の面で見てパンチグローブを装着する道もありだと思います。地味にパンチ技に関しての火力補正1.1倍の恩恵もおいしいですね。

ウーラオスの覚える技(タイプ一致攻撃技編)

ウーラオスは、シンプルにアタッカーとしても強いですが豊富なサブウエポンや面白い変化技も覚えるので、たいへん器用なポケモンです。今回は、代表的なものをいくつかチョイスして紹介していきます。

すいりゅうれんだ

ウーラオスの水技といったらこのすいりゅうれんだ一択といっても過言ではないですね。3回攻撃なので、きあいのタスキ貫通で相手を倒せる。

確定急所でてっぺきなどを使って、どんなにぼうぎょランクを上げてもそれを無かったことにできる、水技なので雨下で火力1.5倍等あらゆる強みがあります。

インファイト

ウーラオスの格闘技の代表格。威力120命中100と相手のポケモンにとどめを刺すのに非常に強力な攻撃技です。攻撃した後は、ぼうぎょととくぼうのランクが1段階ずつダウンします。

ただ、昨今では、相手を倒しきれない場合や唐突なテラスタルによる、返り討ちに合う可能性もあるので、気をつけましょう。

かわらわり

命中100威力75とやや物足りないものの、相手の壁展開(リフレクターやひかりのかべ、オーロラベール)を破壊する動きができる強みがあります。

設置された壁を全て破壊することができるので、2つ展開されてからかわらわりをするとだいぶアドバンテージを取れますね。

ドレインパンチ

命中100威力75とかわわらりと同じ火力ですが、地味にパンチ技なのでパンチグローブ補正が乗ります。与えたダメージの2分の1のHPを回復することができます。

インファイトを使ってくる場合の水ウーラオスミラー対面で真価を発揮する技かもしれないのでオススメです。

ボディプレス

命中100威力80のぼうぎょの数値(ランク上昇分も上乗せ)を参照して攻撃する技です。てっぺきと非常に相性の良い技で、型によっては採用するのもありかもしれません。

アクアジェット

ウーラオスの貴重なタイプ一致先制技です。水テラスタルを駆使すれば、すいりゅうれんだとアクアジェットで倒せるポケモンのリーチが非常に伸びるので必須技の一つですね。

ローキック

あまり採用されることがない技かも知れませんが、命中100威力65で相手のすばやさランクを1段階下げる効果を持っています。倒されそうな場面で撃っておくと裏のポケモンで倒しやすい場面が作れるかも知れません。

ばくれつパンチ

威力100とそこそこ高いですが、命中50なのが致命的です。ただ、デメリットなしの当てれば100%混乱状態にさせることができ、さらにパンチグローブを持たせれば、補正も乗るため、結構な火力が出ます。

カウンター

きあいのタスキを持たせて、本来タイプ相性不利である相手の物理アタッカーを一撃で仕留めるという芸当ができます。

剣盾時代では、ダイマックスしたポケモンのHPをごっそり削ったり返り討ちにすることができたため、かなり強力な技でしたが、今作は、あまり見合わない技かもしれません。

ウーラオスの覚える技(サブウエポン編)

このウーラオスというポケモン、大体のポケモンに弱点を突けるレベルで豊富なサブウエポンを覚えます。

全部覚えることは困難かも知れませんが、頭の片隅に入れておくといざという時に対応できるかもしれないので、ぜひ一読していってください。

3色パンチ(ほのおのパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチ)

威力75命中100。それぞれパンチのタイプに応じて、10%の確率でやけど、まひ、こおり状態にする効果があります。

もちろんパンチグローブの恩恵も受けるので、いざという時のサブウエポンとして候補に上がります。

どくづき

命中100威力80の毒技で、3割の確率で相手を毒状態にすることができます。苦手なフェアリータイプに対しての打点としての採用もありだと思います。

どちらかというといちげきのかたのウーラオスの方が重宝する技ですね。

ですが、大体は水テラスすいりゅうれんだの方が火力が出るため、重要度は低いかもしれません。

アイアンヘッド

命中100威力80で、追加効果で3割の確率で相手をひるませる効果を持っている鋼タイプの技です。こちらもフェアリータイプの打点としてありですが、こちらもやはり悪ウーラオスの方が使い勝手がいいかもしれません。

アイススピナー

命中100威力80の氷タイプの技です。フィールドを破壊する追加効果もあります。非テラスタル時のカイリューへの打点として採用候補ですね。

とんぼがえり

命中100威力70の虫技で、攻撃後に控えのポケモンと交代できる優秀な技です。相手のタスキを剥がしながら控えに戻ったり、テラスタルしてきたポケモンに対して逃げに使ったりと汎用性の高い交代技です。

くさわけ

命中100威力50の草タイプの技で、この攻撃が成功するとすばやさが1段階上昇します。効果が優秀ですが、使い手を選ぶので少し難しい技です。

ウーラオスは元々すばやさが高いのであまり必要ない技かもしれません。

アクロバット

威力55命中100の飛行タイプの技です。道具を消費した状態でこの技を使うと威力が2倍になります。使い所が難しい技なので、この技もあまり必要ないかもしれません。

しねんのずつき

命中90威力80と珍しい物理のエスパー技です。20%の確率で相手をひるませることができます。技の特徴で言えばアイアンヘッドの下位互換ですが、タイプが違うので差別化はできてます。

水ウーラオスミラーでもしかしたらつかえるかもしれませんが、難しいところですね。

ストーンエッジ

命中80威力100の急所ランクが+1でちょっとだけ急所に当たりやすい岩技です。命中80がどうしても気になりますが、こちらもカイリューやギャラドスへの打点として使えるかもしれません。

ウーラオスの覚える技(変化技編)

ウーラオスはアタッカーですが、どれも強力な変化技も習得しています。純粋なアタッカーもいいですが、こういう変化球な技を導入してももしかしたら勝率が上がる可能性があるかもしれません。

つるぎのまい

ウーラオスに与えてはいけなかったレベルで強い技の一つです。この技を使ったポケモンのこうげきのランクが2段階上昇します。

一回積むだけでほとんどのポケモンが等倍以上で技が通るのであれば、相手のパーティが崩壊します。素早さが負けていても、アクアジェットで一体以上持っていける可能性があります。

ビルドアップ

こうげきとぼうぎょのランクを1段階ずつ上昇させる積み技です。残りの相手が物理ポケモンしかいない場合に詰ませることができる可能性があります。

自身のHPを攻撃しながら回復できるドレインパンチと相性の良い技です。

ちょうはつ

相手の変化技を3ターン封じる技です。(こちらが先手で打った場合、そのターン含めて4ターン)

変化技をすべて封じるので非常に優秀な技です。ランドロスのステルスロックだったり、デカヌチャンのでんじは、ドヒドイデのどくどく、じこさいせいといった技などを封じるのでここぞというところで活躍してくれます。

てっぺき

自身のぼうぎょのランクを2段階上昇させる技です。ボディプレスと相性がいいですが、ゴーストタイプを持ったポケモンや半減以下に抑えるポケモンにはやや効果が半減してしまいます。

みがわり

知れずと知れた最強の変化技。HPを4分の1削って、自身の能力上昇、下降ランクを引き継いだ分身を作り出す技です。

大体の変化技を透かせる(一部例外あり)上に破壊できない場合もあるので隙があれば、積み技を使って相手に圧を与えることも可能。

水ウーラオスについてまとめ

2分の1程度技の記事の文章になってしまいましたが、だいぶウーラオスのことがわかったと思います。最後に、水ウラーオスについて要点をまとめて終わります。

水ウーラオスまとめ
  • 水ウーラオスは、とくぼう以外非常に高水準な種族値をしているアタッカーである
  • 従来のきあいのタスキ、こだわりスカーフ、こだわりハチマキに加えてパンチグローブを持たせたウーラオスが環境入り
  • 専用技のすいりゅうれんだは3回攻撃に加えて、確定急所なのでぼうぎょランクを上げて受け切ることは困難
  • サブウエポン・変化技も有用なものが多いため安定して突破することが困難なポケモン

だいぶ、ボリューム満点な記事になりましたが、大体のウーラオスは、サブウエポンは1つというパターンが多いと思います。

この中からあなたにとって面白いと思ったり良いなと思う技を取り入れてもらうのがベストだと思うので、お役に立てたら嬉しいです。

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