先制技、どっちが先に打てるか問題。時に、ポケモンバトルでは、先制技同士でどちらが先に動くのかが勝敗を左右する盤面があります。
今回は、いくつかのケースを例に出してわかりやすく解説していきたいと思います。
先制攻撃技の優先度リスト
今回、解説をしていく際に、前提として優先度をしっかり押さえておく必要性があります。優先度についての記事があるので、この項目の最後に、参考までに載せておきます。
優先度+3
ねこだまし、はやてがえし
優先度+2
であいがしら、しんそく、フェイント
優先度+1
アクアジェット、みずしゅりけん、バレットパンチ、でんこうせっか、こおりのつぶて、ふいうち、マッハパンチ、アクセルロック、しんくうは、ジェットパンチ、かげうち、グラススライダー(場がグラスフィールドかつ地面に着地している場合のみ)、じんらい
大体の技は、優先度が+1なので、それ以外のよく使われる優先度の高い技としてカイリューのしんそく、ねこだまし、そして、相手の先制技を無効化して殴れるはやてがえしを覚えておけばOKです。
優先度が違う技同士だとどうなる?
こちらの答えは非常にシンプルで、どんなに素早さが負けていようが、先制技で優先度が高い方が先に行動できます。
どんなにすばやさが低いポケモンでも、出す技の優先度が高ければ、先に動けます。
わかりやすい例で言えば、パオジアンとガチグマの対面で、パオジアンがつららおとしを撃っている場合、ガチグマ側が先制技・しんくうはを撃っていればガチグマが先に動けます。
優先度が同じ技同士だとどうなるのか?
では、優先度が同じ技をお互いに撃った場合、どっちが早く動けるのか?結論を言うと、その場合、素早さが早い方が先に動けます。
技の仕様ではあるのですが、ここで覚えておきたいのは、ふいうちが不発に終わるパターンもあるということです。
ふいうちを撃った側のすばやさの方が高い場合、普通にふいうちが発動しますが、優先度が同じ場合ですばやさが負けている場合、ふいうちは不発に終わります。
文字通り、ふいうちなので、相手より遅く攻撃することは不可能となっております。DLC
優先度が同じ技で素早さも一緒の場合
この場合だと、どちらが先に動けるかというのは、完全ランダムになります。いわゆる、半々の確率でどちらが先に動くか決まります。こういう時に、ポケモンを最速に調整しておくと、先制で動ける確率が上がるので、最速調整の強みでもあります。
いわゆる、運ゲーになってしまいます。ただでさえ、運要素の強いゲーム性なのに、さらに運が絡んでくるので、引ける状況なのであれば、有利なポケモンに引く方が賢明だと個人的には思います。
はやてがえしとねこだまし
ここで難しいケースを考えてみましょう。DLC後編で追加されたわざマシンの技、はやてがえしですが、この技は、相手が先制技を選択した場合のみ成功する技です。そしてはやてがえしが成功した場合、追加効果で、相手をひるませるという特徴があります。
かなりピンポイントな技ですが、同じ優先度の技として、ねこだましがあります。ねこだましは、優先度+3で、追加効果で相手を必ずひるませることができます。
この2つの技を撃ち合った場合、どういった処理が行われるでしょうか?
答えは、優先度が同じ場合、すばやさの高い方の技が成功するという処理が施されます。すばやさが低い方がねこだましを押している場合、なんとひるんで終わるという結果に終わります。
そのため、はやてがえしはポケモンの中ではかなり異例な技となっています。
先制技同士だとどうなるのか?まとめ
大体のパターンは解説したと思いますが、中にはどっちが先に動くんだ?と思うケースもあるので、導入としてこの記事を参考にしていただけたら幸いです。
では、最後にポイントをまとめておきましょう。
- 大体の先制技は、優先度+1で同じ優先度の先制技の場合、素早さが絡んでくる
- 同じ優先度の先制技同士で、かつ素早さも同じ場合、完全にランダムに順番が決まる
- はやてがえしとねこだましの場合も、素早さが高い方が成功する
ポケモンをやるうえで避けては通れないこの先制技という概念ですが、何で相手が先に動けたのかというのが分析できるようになると、どんどん深いところまでポケモンを楽しめるようになります。
この記事によって、ポケモン上達の手助けが出来たら幸いに思います。