初心者からすると、手札にポケモンを戻すことに意味があるの?という問いかけが聞こえてきそうなカード、フトゥー博士のシナリオ。
今回はそんな疑問に答えていきたいという意味も込めて、フトゥー博士のシナリオの強みや、どういう時に使うのかをご紹介できたらなと思います。
フトゥー博士のシナリオについて

ポケカ公式HPより引用
フトゥー博士のシナリオは、トレーナーズカードのサポートに分類されていて、1ターンに1枚しか使えないカードです。
では、さっそくカードの効果を見ていきましょう。
自分の場のポケモンを1匹選んで、手札に戻す。(ポケモン以外のカードは、すべてトラッシュする。)
この効果、ちょっと表記的に見てややこしいのですが、例えば2進化ポケモンにフトゥー博士のシナリオを使う場合、進化前ポケモンもすべて手札に戻すことになります。
そして、そのポケモンに付いているエネルギーやポケモンのどうぐなどは、すべてトラッシュに送られます。
フトゥー博士のシナリオの使いどころ

ポケカ公式HPより引用
一見、フトゥー博士のシナリオは、手札に戻すだけの効果ですが、このカードの強みは、ダメージを負ったポケモンに対して使うところにあります。(このカードと相性のいい例を挙げるとブリジュラスexなど)
それがexルールを持ったポケモンだった場合、なおさらこのカードを使う価値があります。
本来であれば、次のターン、ダメージを負ったポケモンは攻撃されて倒されてしまうであろうはずが、このフトゥー博士のシナリオによって、手負いだったポケモンのHPを実質リセットできてしまうんです。
さらに、ベンチにすでに同じ進化前ポケモンがいた場合、手札に回収したポケモンを再び進化させることもできて、一石二鳥といった感じです。
これなら、サポートカードというのも頷ける非常に強力な効果だとわかっていただけたと思います。
バトル場ポケモンにフトゥー博士のシナリオを使うと?


ポケカ公式HPより引用
バトル場のポケモンにフトゥー博士のシナリオを使うとどうなるのか考えてみましょう。
バトル場のポケモンを手札に戻して、付いているポケモンのどうぐとエネルギーをトラッシュに送ることになりますね。
そして、バトル場には、ポケモンがいなくなるため、ベンチからバトル場にポケモンを出すことが必要となってきます。
これにより、バトル場のポケモンを手札に戻しながら、実質ポケモンを入れ替えることもできるようになります。
このコンボも戦えないポケモンをバトル場に呼び出されて逃げられない状態にされた時に使えるテクニックとなりますので、頭の片隅に置いておくといいと思います。
ボタンやポケモン回収サイクロンとの違い


ポケカ公式HPより引用
フトゥー博士のシナリオと似た効果を持ったカードで、ACE SPECである、ポケモン回収サイクロンと、サポートカードのボタンがあります。
どちらも効果自体は、フトゥー博士のシナリオと若干異なり、ポケモンとついているすべてのカード(エネルギーやポケモンのどうぐ)を回収するというもの。
ボタンは、場のたねポケモン限定という制約があり、一方でポケモン回収サイクロンは場のどんなポケモンでも適応されるというグッズでありながら、ACE SPECの名に恥じない汎用性の高さをしています。
一方、フトゥー博士のシナリオは、ポケモンを限定されておらず、エネルギーもトラッシュゾーンに送ることができるので、トラッシュからエネルギー供給をできるポケモンの特性やグッズなどがある場合は、フトゥー博士のシナリオを採用するのが無難でしょう。
フトゥー博士のシナリオまとめ
フトゥー博士のシナリオについてここまで具体例を交えて解説してきました。最後に、要点をまとめて終わりたいと思います。
- フトゥー博士のシナリオは、自分の場のポケモンを1匹選んで、手札に戻す効果(付いているエネルギーやポケモンのどうぐは、トラッシュへ)
- HPの低いルール持ちポケモンや次のターン倒されそうなダメージを負ったポケモンに対して使うと、負け筋を減らせて便利なカード
- バトル場のポケモンが逃げられなくなったりした時に使って、回収しつつ、ベンチのポケモンを出せるという使い方もできる
- ボタンやポケモン回収サイクロンと違い、付いているカードはトラッシュへ送られるという違いがある
カードをたくさん引くといった効果こそないものの、使えば使うほど、非常に奥の深いカードなので、場持ちの良い、HPの高いポケモンを使っている人におすすめのカードです。
このカード1枚で、勝敗が決するくらいのパワーを秘めているので、ぜひ一度使ってみることをおすすめします!
以上、フトゥー博士のシナリオの解説でした。