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アンコールの強さについて【ポケモンSV環境でなぜこんなに強いのか】

ポケモン対戦をそれなりにやり込んでいる人にとって、知らずに避けては通れない技、アンコール。ライブでは、成功すると非常に盛り上がりますが、ポケモン対戦においてアンコールが成功するとガン萎えです笑。

今回は、アンコールがSV環境でなぜ強いのか?というのを解説していきたいと思います。これを読めば、アンコールの強みや相手に決められた時の対処法などを伝えていきたいと思います。

アンコールってどんな技?

アンコールというのは、命中100、最大PP8の変化技で、相手が最後に使った技しか3ターンの間、撃たせないようにします。コマンドで、「たたかう」を選んだ時点で技が固定されるわけではないので、その点は心配不要です。

アンコールされた状態で、他の技を選択すると、「同じ技しか出せない」といった感じの表記が出て、技選択を弾かれることになりますね。

これだけの効果の技なのですが、SV環境では最強格の変化技の一角となってしまいました。

どんな時に使うのかというと、鈍足ポケモンが回復技を最後に打った状態でアンコールをされるとPPが切れるまで、アンコールされたポケモンはその行動しかもう取れないのと同義です。(効果が切れるのは、ターン終了後になるため。)

すぐに交代しなければ、相手のポケモンに好き放題される始末なので、アンコールされたら基本的にはすぐ交代するというのを覚えておきましょう。

アンコールの対処法は?

先ほど述べたように、基本的には、攻撃技以外で技を縛られてしまった場合、即交代するしかありません。

アンコールを覚える代表的なポケモンを事前に知っておくことが対処法となります。一応、アンコールを受けた時の対処法があるにはあるのですが、ポケモンのパワーががくっと下がってしまいます。

ちなみに、その方法は、ポケモンにメンタルハーブを持たせるという方法です。「ちょうはつ」、「いちゃもん」、「アンコール」、「かいふくふうじ」、「メロメロ」の5つの状態を一度だけ回復する効果を持った道具です。

なお、メンタルハーブは、どちらかというとこうされると嫌だから持たせるという、比較的守りに寄った道具なので、ポケモン自体のパワーが下がってしまいます。

アンコールを覚える代表的なポケモン8選

ここでは、アンコールを覚えるポケモンを8匹紹介しておきます。このポケモンがいたら、アンコールされる可能性もあるなと頭に叩き込んでおきましょう。

カイリュー

型が多いので確実に持っているとはいいがたいですが、警戒するに越したことはないタイプのポケモンです。

電磁波も同時に覚えている個体もいるので、電磁波を打たれたらほぼ100%持っていると思った方がいいかもしれません。

テツノツツミ

道具のブーストエナジーが発動した個体はほとんどの確率で覚えさせているパターンが多く、トドロクツキがりゅうのまいを一回積んできたタイミングで即引きされてアンコールをしてくるという構図もあるので、トドロクツキを使う際は、特に覚えておきましょう。

すばやさ種族値136と環境ポケモンではトップクラスに早いため、どんなポケモンでも、ほぼ確実に上からアンコールが飛んでくるでしょう。

キュウコン(原種、アローラの姿共に)

そこそこ早いアンコールの使い手です。特に、アローラキュウコンに関しては、すばやさ種族値109に加え、非常に強力な両壁を展開できる技、オーロラベールを覚えます。壁が展開されたから積み技で補おうとすると途端にアンコールが飛んできます。

かなり器用な立ち回りのできるポケモンでもあるので、アンコールが飛んでくる可能性が高いと頭に叩き込んで置き込みましょう。

アシレーヌ

すばやさこそ中速なポケモンですが、アンコールがあることでアシレーヌの前で積み技を使えないという絶妙に厄介なアンコール使いです。

使用率もかなり高めの水準で、よくランクマッチで目にする機会もあると思います。

デカヌチャン

鋼・フェアリーという非常に強力な複合タイプを持っているポケモンで、起点作成要因として、ほぼ100%アンコール持っていると考えていいでしょう。

さらに、特性:かたやぶりをもっているので、サーフゴーなどの変化技が効かないポケモンに対してもアンコールで強く出ることが出来るのが強みです。(デカヌチャン側もサーフゴーに対して打点はありませんが。)

オーガポン(すべてのフォルム)

このポケモンは、アローラキュウコンよりすばやさ種族値110と1だけ早いため、アローラキュウコンよりも厄介かもしれません。

おまけに、フォルムが専用の道具、お面によって4種類あるため、全対応が難しい側面もあります。

コノヨザル

環境によって、アンコールを持っている個体持っていない個体いますが、体感だとあまり多くはない印象です。

どちらかというと最近では、起点作成ポケモンに対して技、「いのちがけ」を打って、1:1交換を持っていくイメージです。

ゲンガー

きあいのタスキもちのゲンガーが多く見受けられますが、このゲンガーもすばやさ種族値110です。S110のアンコール覚える率が高いのは気のせいでしょうか?

ゲンガーの前で、悠長していると、みちづれやらアンコールが飛んできて、悲惨なことになります。十分に気を付けましょう。

なぜSVではアンコールが強いのか?

なぜ、今までずっとアンコール自体の技はあったのに、なぜこんなに長い期間日の目を見なかったのかというのには、とある理由があります。

それは、世代毎にあるシステムに影響しております。第7世代では、Z技を使うことで、アンコールの効力が半減し、第8世代では、ダイマックスを使うことで、アンコールを実質無効化することが出来ました。

そして、第9世代の今。テラスタルは、タイプを意図的に変更させる強力な力ではありますが、技縛りに関しては、何の効力も干渉しないため、SVでこんなにもアンコールが猛威を奮っているんだと思います。

アンコールのまとめ

ここまで、アンコールに関する情報を書いてきました。最後に、ポイントをおさらいしておきましょう。

アンコールについてまとめ
  • アンコールとは、相手は3ターンの間、最後に出した技しか使えないようにする変化技である
  • 遅いポケモンが早いポケモンにアンコールされると、技を縛られるようになるため、実質行動不能になってしまう
  • アンコールに対処するというより、撃たれることを察知してかわすことが重要
  • アンコールを覚えるポケモンはあらかじめ自分の頭の中に覚えておくこと

非常に強力な技、アンコールですが、上手く避ければ、有利対面に持っていくことが出来ることもあります。柔軟に対応していきましょう!

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