ランクマにおいて火力のインフレが起こると起こる現象。それが、でんじは持ちのポケモンが大量に増加する環境です。要するに、上から殴ってワンパンしたらノーダメで突破できるという簡単な理屈です。
さらに、25%の確率で行動不能になるという運ゲー要素もさることながら、今回はそんなでんじはについて焦点を当ててなぜでんじはが強いのか、そして対策するにはどうすればいいのかをお話していきたいと思います。
でんじはがなぜ強いのか
では、そんなでんじはがなぜ強いのか?詳細に解説していきます。改めて、でんじはの性能について見てみると、命中90の変化技で相手をまひ状態にするという、電気タイプの技となっております。
なお、仕様上、地面タイプと電気タイプには無効化されてしまうという性質も持ち合わせています。
でんじはの強みはやはり、状態異常のまひとの関係性でしょう。おにびと同様の状態異常に関与する変化技ですが、おにびと違い、命中が90とそこそこ高いので、簡単に相手の高速アタッカーの機能をほぼ停止することも可能です。
他の状態異常に関しては、こちらの記事も載せておきますので気になる方はどうぞ。
でんじはの対策方法
明らかにでんじはをしてくるという怪しい対面の場合、対策の一つとして電気テラスタルが有効です。弱点が地面しかなくなるおまけもついてきます。
なお、テラスタルの切り方としては、やや弱い面もあるので、絶対的な確信がある時以外は、電気テラスタルは避けておきましょう。
もう一つの対策方法としては、ランドロスをはじめとした地面枠のポケモンを退き先に用意しておくことですね。
そして、これが一番メジャーなでんじは対策だと思いますが、ラムのみを持たせるのが非常に有効です。ラムのみは、まひだけでなく確率によるこおりややけどなどの状態異常の事故の保険にもなるので、時に強力なパワーを発揮するきのみなので、オススメの対策法です。
でんじはを有効活用する戦法
でんじはは、単体で使っても強いですが、まひ状態にするのを利用して、色々な応用戦術もあるので、いくつかご紹介します。
まひ状態のポケモンを積みポケモンとして起点に
相手をまひ状態にして、次のポケモンで有利な組み合わせのポケモンでりゅうのまいやちょうのまいの起点にするという動きをする戦術です。
鈍足耐久ポケモンで、打点がない場合に陥る可能性もあるので、かなり有利になる戦術になり得ます。上手い人も使う可能性がある戦術となります。
まひるみ戦法
エアスラッシュやあくのはどう、アイアンヘッドなどの追加効果でひるませる効果のある技と組み合わせるとまひ状態のポケモンがしびれて動けないorひるんでうごけないで、行動不能になる確率が上がるという状況を作り出せます。
体感としては、エアスラッシュといった追加効果で30%の確率で相手をひるませるという技を自分がまひ状態で使われた場合、動ける確率は、体感半々くらいだと思います。
あまりやりすぎると切断されたり、相手の心をへし折る状態になる可能性のあるいわゆる害悪戦法かもしれません。
みがわりを貼って有利な状況を作る
まひで相手が痺れるまで、みがわりを作り続けてまひで動けない状態になったところで一気に積み技や強力な技を使って次のポケモンに備えた立ち回りをする戦術です。
ただ、他の戦術よりも運に非常に左右されやすいため、ずっとまひ状態の相手が行動し続けるケースもあるので、立ち回りに工夫が必要かもしれません。
たたりめとのシナジーの良さ
たたりめとは、威力65のゴーストタイプの特殊技に分類されますが、相手が状態異常になっていると威力が2倍になるという技となっています。等倍以上で技が通った時の火力は非常に強力です。
主な使い手としては、ドラパルトが代表として挙げられます。ハマれば非常に強力な組み合わせとなります。
環境で特に見るでんじはが使えるポケモン
ここでは、でんじはが使える環境で特に見かけるポケモンをピックアップして載せておきます。でんじはがなくとも強力なポケモンが多いので、押さえておきましょう。
ハバタクカミ
特に、ブーストエナジーが発動してすばやさの上昇するハバタクカミは、でんじはを持っているケースが高いので、覚えておきましょう。
ブーストエナジーが発動してるので、高確率でこちらが動く前にでんじはを打ってくるため、防ぐ方法は、地面や電気タイプのポケモンで対峙するか、ラムのみを持ったポケモンで一撃で仕留めるかです。
サーフゴー
でんじはとたたりめの両方を覚えるので、こちらも無視できないポケモンとなっています。バランスよく耐久の数値があるため、一撃で仕留めるには、パオジアンを代表とした弱点のタイプ一致攻撃を仕掛けるくらいしかないかもしれません。
アタッカーではないサーフゴーは、ぼうぎょに努力値を割いている型も多いため、特殊技の方が倒せる確率は高いかもしれません。
カイリュー
相手にすると型の判別が非常に難しいポケモンです。カイリューについては、ついでにでんじはも覚えるといった方がいいかもしれません。
でんじはエアスラ型もたまにいるのですが、でんじはを打ってくると思って、まひのケアをしていたら、純粋なこだわりハチマキ型だったなんていうことも起こりうるので非常に難しいポイントです。
ドラパルト
非常にすばやさの高いでんじはの使い手です。でんじはの他におにびも使えるので、高速アタッカーの立場のポケモンとしてはあまり相手をしたくないポケモンです。
サーフゴーやハバタクカミと同じでたたりめも覚えるので、純粋にまひったポケモンに対しての仕事もできるので、厳しいものがあります。
デカヌチャン
でんじは、アンコール、ステルスロック等、補助技が優秀なポケモンでかたやぶりをもっているので、あの変化技無効のサーフゴーでさえまひにすることができる非常に強力な個性を持っているポケモンです。
最近では、火力のインフレによって、数が減りましたがたまに当たると悪さをされるので、気をつけておきましょう。
でんじはの対策と戦術まとめ
ここまで、でんじはに関することを綴ってきました。ここで、ポイントをまとめておきましょう。
- でんじはは、地面と電気タイプには効かないのでタイプで対策するのもあり
- メジャーな対策方法として、ラムのみを持たせるといい
- まひと何かを組み合わせる戦術が強い
- まひ状態になったら、潔くポケモンを交代した方がいい場合もある
でんじはを完全にケアする立ち回りは非常に難しいですが、うまく立ち回っていけるようにランクマで試行回数をこなすといいかもしれません。