ポケモンカードの大きな特色として、たねポケモンを進化するシステムがあります。
基本的には、2進化までありますが、今回はそんなポケモンの核となるカード、ふしぎなアメについて解説していきたいと思います。
今まで紹介したことがあるようで、無かったためレギュIとして再録が決定したこのタイミングでご紹介していきたいと思います。
ふしぎなアメの基本データ

ポケカ公式HPより引用
トレーナーズカードのグッズに分類されているので、1ターンに何枚でも使えます。では、テキストを確認してみましょう。
自分の手札から2進化ポケモンを1枚選び、そのポケモンへと進化する自分の場のたねポケモンにのせて、1進化をとばして進化させます。
(最初の自分の番や、出したばかりのポケモンには使えない。)
スピード感が大事なポケモンカードの対戦において、2進化ポケモンデッキを使う際のお助けグッズカードとなっております。
活力の森と併用できるの?

ポケカ公式HPより引用
この「活力の森」というカードは、8/1に発売した拡張パック「メガシンフォニア」に収録されているカードで、草タイプの進化ポケモンを実質強化されたと言ってもいいスタジアムに分類されるカードです。
では、グッズカードであるふしぎなアメと、スタジアムカードであるこの活力の森は、併用できるのでしょうか?
答えは、併用できません。ふしぎなアメのカッコ欄に、最初の自分の番や出したばかりのポケモンには使えないと記述があります。
おそらく、これが併用できたら、2通りの進化ができてしまうため、対戦環境のバランス崩壊が起こってしまいます。
っていうより、すでにアメなしで2回進化できるというのも十分な草進化ポケの強化なんですけどね。
ふしぎのアメ進化はスボミーのグッズロックにご用心

ポケカ公式HPより引用
相手が後攻でなおかつスボミーがいる場合、むずむずかふんを相手が後攻1ターン目で打ってくる可能性があります。
こうなると先攻2ターン目でのふしぎなアメを活用した2進化は不可能になってしまいます。
おまけに相手もナンジャモやジャッジマンを使う等、こちらの手札干渉といった、対策を講じてくるため、一気に相手にペースを掴まれてしまう可能性が高いです。
今でこそ、多少数は減らしましたが、まだまだ一定数スボミー採用のデッキは存在するため、グッズカードであるふしぎなアメを使う際は、計画を立てて使うようにしましょう。
ワザマシン エヴォリューションとの差別化点

ポケカ公式HPより引用
進化に関する、ワザマシン エヴォリューションというポケモンのどうぐに分類されるカードがあります。
こちらのカードは、グッズであるふしぎなアメと違い、ポケモンに持たせてから、エヴォリューションというワザを使って、自分のベンチのポケモンを2匹選んで、山札から1枚ずつ選んで、それぞれにのせて進化させるというもの。
大きな違いとして、ワザのエヴォリューションを使った後は、自分の番が終了するということと、自分のベンチのポケモン2匹を対象にできることです。
ワザとして進化できるので、ベンチにたねポケモンを出したターンの直後に使用することが可能となっております。
偉大な大樹との違い

ポケカ公式HPより引用
ふしぎなアメのような進化に関連するカードとして、偉大な大樹というスタジアムに分類されるACE SPECのカードが存在します。
ふしぎなアメのような、1進化ポケモンをすっ飛ばして2進化ポケモンにできるのとは違います。
こちらは手順を踏んで、進化可能な状態のたねポケモンを山札から1進化ポケモンに進化でき、その後、望むのであれば山札から2進化ポケモンをその1進化ポケモンの上にのせて進化できます。
なお、偉大な大樹の場合、悪テラスタルリザードンなどの、手札から進化させた時に使える特性:れんごくしはいが発動できないので、注意が必要です。
ふしぎなアメのまとめ
ここまで、ふしぎなアメに関する使い方や知識をお伝えしてきました。最後に、要点を押さえてまとめましたので、おさらいしておきましょう。
- ふしぎなアメは、たねポケモンから1進化ポケモンを介さずに一気に2進化ポケモンに進化させるグッズカード
- スタジアムの活力の森とは併用不可だが、1進化からの2進化は連続で可能
- スボミーのワザ・むずむずかふんが天敵であり、打たれた次の自分の番はふしぎなアメは使用不可能
- ワザマシン エヴォリューションや偉大な大樹といった進化に関連するカードとはまた特色が違うため差別化できる
レギュIでの再録が決まっていなかったため、汎用カードとして先行きが不安でしたが、無事、再録がされたため、2進化ポケモンの強さは健在となりました。
無いと困るカードの1つなので、そりゃあ最新レギュで再録されるであろうと思ってはいましたが、8月にしてようやくといったところです。
以上、ふしぎなアメについての解説でした。