今回も、新弾「ステラミラクル」で注目すべきカードについての解説記事となっております。
何回か前の記事では、すでに片鱗を紹介していましたが、今回は、スピンロトムに焦点を当てて詳しく解説していきたいなと思います。
スピンロトムの基本のデータ
ポケカ公式HPより引用
では、スピンロトムについて実際に見ていきましょうか。無色タイプのたねポケモンで、HPが70で、飛行タイプに準じているのか、雷タイプが弱点で、闘タイプに抵抗力をもっています。そして、逃げるためのエネルギーは1個。ごくごく普通のスペックですね。
まず、注目すべきはいくつかポイントがあるのですが、最初のターン限定にはなりますが、非常に強力な特性をもっています。
特性:ファンコール
スピンロトムは、特性をもっており効果を見ていくと、最初の自分の番にだけ1回使えます。自分の山札から、HPが「100」以下の無色のポケモンを3枚まで選び、相手に見せて、手札に加えることができます。そして、山札を切ります。
ここまでが、効果になるのですが、その後のテキストで、ズルできないように制約のテキストが書かれています。
この番、すでに別の「ファンコール」を使っていたなら、この特性は使えません。
要するに、別のスピンロトムを並べて続けて特性:ファンコールは使えないということですね。
ワザ・とつげきランディング
ポケカ公式HPより引用
無色1エネルギーで撃てるワザで、なんと70ダメージ与えることができるという1エネ要求にしては、破格のダメージが出ます。
ただし、このワザを使うためには、条件があります。それが、テキストにもある通り、場にスタジアムが出ていない場合、このワザは失敗するということですね。
しかし、70ダメージというのが絶妙に強くて、なかよしポフィンで呼べるポケモンをちょうど倒せるダメージラインとなっております。
環境ポケモンで言うところの進化前ポケモンで言うと、ヒトカゲやドラメシヤが代表例として挙がりますね。
特性:ファンコールの強み
前述した中で、太字でも書いたと思いますが、特性のファンコールの偉いところが何点かあります。それぞれ解説していきますね。
強みその①:ベンチに出すのではなく手札に加える効果
これにより、何が偉いのかというと、手札からベンチに出す効果ではなく、手札に加えると言うことが何を意味するのか?
それは、手札補充にも使えるという点にあります。ベンチに出すだけだとその自由度が効かないため、手札に加えると言う効果は非常に強力だと思われます。
強みその②:HP100以下の無色ポケモンを手札に加える効果
ポケカ公式HPより引用
わりかし、無色タイプで呼べるHP100以下のポケモンで強力なポケモンのラインナップは、ステラミラクルだけでも非常に強力で完結していますが、今後追加されるであろう無色タイプのポケモンでも可能性を秘めています。
個人的にはやはりサーチできる条件として、特に、バッフロンやヨルノズクが挙がりますね。
もしくは、過去の無色タイプのポケモンでコンボが狙えるポケモンが存在するかもしれません。
強みその③:無色ポケモン限定で進化ポケモンの準備も可能
ポケカ公式HPより引用
HPが100以下という制約をクリアしているのであれば、進化ポケモンも持ってくることができます。ホーホーが2匹すでにベンチにいるのであれば、進化ポケモンであるヨルノズクを2匹サーチして、さらにもう1匹ついでに何かを呼べますね。
最初のターンということで進化さえできませんが、次の相手のターンにナンジャモやジャッジマンといったような、こちらの手札に干渉できるカードさえ使われなければ、次のターンに安定して進化させることができます。
ゼロの大空洞やテラパゴスexなどと相性がいい
ポケカ公式HPより引用
特性のファンコールは、絶対最初のターンにネストボールなり、ヒスイのヘビーボールなりを使って、スピンロトムをベンチに出して使いたいですね。優先度的には、イキリンコexの特性:イキリテイクと同じくらいの要領で出したいです。
もしくは、無色タイプポケモン繋がりで、イキリンコexと同時採用も全然ありで、最初のターンに、一気にベンチにポケモンを埋めたり、スタジアムカード「ゼロの大空洞」を活用して、ベンチに6〜8匹ポケモンを並べて、後々のテラパゴスexのワザ・ユニオンビートの火力を底上げするのもいいですよね。
そして、スタジアムが上書きされた場合は、ベンチにポケモンを展開してくれたスピンロトムやイキリンコexなどをトラッシュに安全に送ることで、相手に多くサイドカードを取られることもなくなると思います。
スピンロトム自身なかよしポフィンの対象ともなる
ポケカ公式HPより引用
スピンロトムのHPはなんと70!これは、なかよしポフィンでサーチできる対象ともなりえるので、案外最初の自分のターンにスピンロトムを出すことは比較的敷居が低いかもしれませんね。
ベンチにポケモンを展開、デッキ圧縮、手札補充、最序盤のアタッカー等、最初の自分の番に出すことさえできれば、色々器用なことができる非常に恵まれたスペックをもった子です。
無色タイプのデッキを作るのであれば、採用する優先度は非常に高いポケモンと言えるでしょう。
スピンロトムのまとめ
ここまで、スピンロトムについて色々解説してきました。特性の特徴上、最初のターン限定ではありますが、非常に強力なパワーを秘めていると言えますね。
最後に、重要なポイントをまとめて終わりたいと思います。
- 特性のファンコールは、最初の自分の番にしか使えないが、山札からHP100以下の無色タイプのポケモンを3枚まで手札に加えることができる
- ファンコールという特性は、3枚まで無色ポケモンを呼べるので、ベンチの枠を広げる(テラスタルポケモンが必要になるが)ゼロの大空洞とも相性が非常に良い
- スピンロトム自身も、HPが70なので、なかよしポフィンの対象となるので、非常にベンチに呼び出しやすい
結構、無色タイプのデッキの要となりうるカードなので、無色タイプでデッキを組みたい、もしくは、一部無色タイプのポケモンを活用して展開していくポケモンを使う場合、採用することも非常に効果的なポケモンなので、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。