出典元:ポケモン徹底攻略様より
https://yakkun.com/sv/zukan/n977
ポケモンのストーリーをクリアして満足できる人にとっては、なんとなくわかってればいいポケモン毎に設定されている種族値。ただ、対戦で勝ちたいという人にとっては、避けては通れない種族値という概念。
今回は、そんなポケモン1匹1匹に設定されている種族値について深く触れていきたいと思います。さぁ種族値の世界へれっつごー!
ポケモンの種族値を知りたい人はポケ徹で色々探そう
種族値の見やすさで、ポケモン徹底攻略に勝るサイトはないと思っています。ポケモン徹底攻略のポケモンの種族値の見やすさポイントを箇条書きで紹介します。
- 種族値ランキングが見られる
- あらゆる想定のもとで実数値まで把握できる
- グラフで全体のバランスを見られる
種族値ランキングが見られる
種族値の数値の右の方には、〇〇〇位という表記があります。この部分を押してみると、全てのポケモンの中でどのくらいの立ち位置なのか、そして近い種族値のポケモンにはどんなポケモンがいるのかをチェックできます。
ポケモンというのは、種族値の他にも特性・タイプ・覚える技などで同じポケモンでも多岐に渡って個性があります。
ランキングは似た性質のポケモンをチェックできる機能ですので、パーティの選択肢の幅を広げることができるとてもいい機能だと思います。
あらゆる想定のもとで実数値まで把握できる
種族値はあくまで実数値までのベースとなる数値なので、すばやさ関係を把握したりする時は、実数値を算出しなければなりません。
そんな時に便利なポケ徹での機能が、よく使う実数値が表記されている点です。各種族値で、左から順に、性格補正を考慮した最高数値>性格補正なしの最高数値>個体値「さいこう」の場合の努力値無振りの数値>努力値無振りの性格下降補正数値>個体値0かつ性格下降の最低数値まで見られます。
すばやさで言うと、最速と呼ばれるのが一番左の最高数値。そして、準速と呼ばれるのが2番目の数値。さらに、一番右の数値が最遅と呼ばれています。
最速は、アタッカーで主に使われる数値で、最遅がトリックルーム(すばやさが遅いポケモンが先に行動できる空間)で使われる調整です。
グラフで全体のバランスを見られる
種族値のバランスを可視化することでどのくらいのバランスかを見られるのはこのサイトならではの強みの一つですね。
筆者はよく、この種族値でこのポケモンめっちゃ強くない??って友人と一緒にポケモンの討論をしていたことがありますね。対戦の深さをまだ体感していない時代の出来事でした。
基本的には、全体的に高水準で、かつ特化した種族値があるポケモンが活躍しやすいと思います。
それを象徴した剣盾時代のルールが剣盾末期のシーズン34と35での禁止伝説級のポケモン無制限の大怪獣バトルでした。結果を残した人のほとんどが、5体以上禁止伝説級ポケモンという異常事態に。
それだけ合計種族値が高いと純粋に強いのがポケモンです。
ポケモンの種族値から実数値を算出する方法
さて、ほとんどポケ徹の紹介になってしまいましたが、ここからは肝心の種族値の見方について解説していきたいと思います。
こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさに関しては、数値の法則性は一緒です。ここで、無振り個体値31の場合の実数値を一瞬で算出する方法を伝授します。
無振り&個体値31の場合、種族値+20がポケモンの実数値となります。
これを覚えておくと、努力値を振っていないステータスの実数値を記憶する手間が省けるので便利です。
種族値を覚える優先順位
ポケモン対戦における最も優先すべきポケモンの種族値はなんだと思いますか?人によっては重視するものが違うかもしれません。ただ、対戦界隈で最も重要な種族値があります。それが、すばやさです。
ポケモンというのは、すばやさが1でも高い方が先手を取れるというルールがあります。(例外として、優先度という概念もあります。)
話はちょっと逸れましたが、すばやさの数値が同じ場合は、ランダムで行動順が決まります。これで勝った場合は、同速勝ち。負けた方は、同速負けと呼びます。
シンプルに言えば、先にこちらが行動して相手を倒してしまえさえすれば、次の相手の番はスキップされるため、かなりアドバンテージを取れます。
それだけ先に行動するというのには、メリットがあります。ポケモン対戦で最初に覚える種族値は、まずすばやさといっても過言ではないですね。
種族値の基準
種族値の大事さはわかったけど、肝心な基準についてまだ解説していませんでした。これから解説していきますが、あくまでこれは個人的な主観も含まれているのでご注意を。
HP
体感ですが、70〜80くらいが平均値くらいです。100もあれば、そこそこ高くて、120以上あれば、非常に高い水準だと思います。なお、HP種族値55でも環境ポケモンもいるので、何を重視するかでこのHPという数値は、優先度が変わってくると思います。
こうげき
近年、数値のインフレが加速しています。攻撃種族値に関しては、80以下だと物足りない、100〜115くらいが平均的な感じがします。種族値120以上になってくるとアタッカー適正があると言えます。140以上でかなり高水準だと言えますね。
ぼうぎょ
このぼうぎょの種族値に関しては、HPとのバランスに関わってくるので、一概には言えませんが、一般的なアタッカーは、60〜80くらいの数値が多い気がします。
耐久ポケモンに対していうのであれば、HPとの兼ね合いにはなりますが、90〜100は欲しいところ。物理耐久トップクラスのポケモンの中には、クレベースやヘイラッシャやディンルーといったかなり尖ったポケモンもいます。
クレベースに関しては、種族値184というぶっ飛んだ数値をしています。ここまでなくても、ディンルーは120、ヘイラッシャは115ですが、このポケモンたちは、HP種族値が150とまたぶっ飛んだ数値をしているので、総合的に物理耐久が高いポケモン筆頭です。
とくこう
とくこうの種族値が高いと言える基準値は、おそらく120以上くらいだと思われます。ただ、数値上は同じでもどちらかと言えばこうげきよりも、低い水準ですね。
理由はいくつかあるのですが、基本的には、物理の方が技の威力が高い場合が多いのと、とつげきチョッキ(とくぼう1.5倍の代わりに変化技が打てなくなる)という道具が存在するため、特殊アタッカーは対策されやすくもあります。
とくぼう
ぼうぎょの種族値と同じく、HPによって、比重が変わってくる種族値です。まぁ、100もあれば個人的には十分高い数値だと思っています。
ハバタクカミを見ていると、物理耐久が低くても環境トップ級に活躍はできそうだと感じます。物理耐久こそ低いですが、ハバタクカミは弱点が2つしか存在しないため、実質的な耐久値は高いと思います。
さらに、とくぼう種族値135という尖った数値をしてるので、等倍で受けるのであれば、種族値が高いポケモンが来てもかなり耐えてくれる可能性が高いです。
すばやさ
すばやさに関しては、カテゴリ分けができそうなくらい奥が深いので、長文になりますが、ご了承ください。
すばやさライン20以下(超鈍足)→ほぼ確実に後手に回る代わりにかなり耐久によったポケモン多し。かなり限定的になってくる。いるとしたらドオーくらい。
すばやさライン30〜35(鈍足)→基本的な耐久ポケモンの数値としてこの水準のポケモンは多いイメージ。代表ポケモンとしてヘイラッシャ、キョジオーン、モロバレルなんかがカテゴライズされる。
すばやさライン60以下(中速よりやや遅め)→環境ポケモンでは強力な個性を持ったポケモンが多い気がする
例:ガチグマ、マリルリ、オーロンゲ、ニンフィア、ジバコイルなど
すばやさライン80以下(中速)→よく言えば努力値によって、すばやさラインが読みにくい、悪く言えば中途半端。どう捉えるかは、あなた次第。
すばやさライン81〜100(やや素早い)→こだわりスカーフ(同じ技しか出せなくなるがすばやさに1.5倍の補正乗る)適正あり。環境でも活躍しているポケモンも多数いる。
例:ロトム各種、サーフゴー、セグレイブ、ウーラオス、サザンドラ、イーユイなど
すばやさライン101〜110(そこそこ早い)→特化して素早いわけじゃないけれど、性格補正かけなくても(こだわりスカーフ適正あり)すばやさのカスタム性が高い
例:ガブリアス、アローラキュウコン、オーガポン、テツノドクガ、ゲンガーなど
すばやさライン111〜130(高速)→すばやさは申し分ない。今までは130が高いとされてきたが、新たにSVから、新たな135・136族が出てきた影響で、案外肩身が狭い印象。何か負けない個性が欲しいすばやさライン。
例:サンダース、マスカーニャ、トドロクツキ、ゲッコウガ、テツノブジンなど
すばやさライン130超え(超速)→言うことなし。ここまで素早いとかなり限定的になってしまうが、他の種族値が極端に低いポイントもあるので、そこはバランス。
例:パオジアン、ハバタクカミ、テツノツツミ、レジエレキなど
種族値に関するまとめ
種族値に関する話をしてきましたが、最後にまとめて終わりたいと思います。ただ、ここで覚えておいて欲しいのは、あくまでポケモンの種族値は、強さの指標を示す1要素に過ぎない点です。
特性やタイプで大化けするポケモンもたくさんいるので、最後にそれを覚えておいてください。
- 種族値とは、それぞれのポケモンに設定されている基準となるステータス要素である
- 種族値を確認する際は、ポケモン徹底攻略というサイトが便利
- 種族値で一番優先して覚える要素はすばやさである
- 他の種族値はなんとなくここが高いくらいという認識で良い
今回は、非常に長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれたあなたは種族値について詳しくなれたと思います。この記事があなたの頭の片隅で対戦に役立てたら光栄に思います。