くるいえぐる。それは、拡張パック「古代の咆哮」・「未来の一閃」が発表された際に、一時期話題になった、トドロクツキexの技の1つです。
対策していなければ、どんなにHPが高いポケモンだったとしても、きぜつさせてしまうという恐ろしい効果を持っている恐怖の技です。
今回は、そんな技・くるいえぐるを持っているポケモン、トドロクツキexについて解説していきたいと思います。
トドロクツキexについて
ポケカ公式HPより引用
登場当初は、トドロクツキexを主軸にしたデッキがある程度流行していました。そんな、トドロクツキexについて早速、解説していきたいと思います。
悪タイプのexルールをもったたねポケモンで、HPは230で「古代」ポケモンに分類されます。
弱点は、草タイプで抵抗力のタイプは存在せず、にげるための必要エネルギーは2個となっております。
1個目の技が悪エネ2、無色エネ1で打てる「くるいえぐる」です。
この技は、相手のポケモンをきぜつさせることができますが、自身も200ダメージ受けてしまうという大きすぎる自傷ダメージを負ってしまうハイリスクハイリターンな技となっています。
2個目の技も悪エネ2、無色エネ1で打てる「カラミティストーム」となっております。
デフォルトのダメージが100で、場に貼ってあるスタジアムをトラッシュに送るとさらに120のダメージ追加効果があります。
合計220ダメージを与えることができ、時と状況に応じて、この2つの技を打ち分けることとなるでしょう。
技・くるいえぐるについて
特に注目されがちなこの技「くるいえぐる」。非常に強力な技ですが、この技を使う際に注意点があります。
具体例を挙げると、相手のサイドが2枚・自分のサイドが1枚の状況で残りHPが200以下の時にこの「くるいえぐる」という技を使うとどうなるでしょうか?
両者同時にきぜつ判定となり、お互いサイドカードを取り切ってしまう処理となります。
負けるくらいならくるいえぐるを打って引き分けにと思っている認識の人は要注意です。この場合、引き分けにはならず、お互い負けたという事実ができ、損してしまうというケースとなってしまいます。
両者くるいえぐるによって負け判定になるデメリット
よくよく考えてみましょう。ポケモンカードで、もしこれが引き分け判定になってしまったら、負けそうになったら引き分けに逃げるという行動を見て普通に考えてどうなるでしょうか?なんだかズルくありませんか?
それで引き分け判定になるのであれば、負けそうだから、くるいえぐる人続出という無法地帯になってしまいます。
勝負に引き分けていても、くるいえぐらないと実際問題負けていたという事実は、あまりにも本来勝つはずだった人にとっては、不公平極まりないですよね。
なので、負けがわかっている時に行うくるいえぐるは、タブー視されています。自身のトドロクツキexのHPが残って相手のサイドカードが残っていれば実力での勝利となりますが、それ以外は、素直に負けを認めましょう。
くるいえぐるで両者負けにした本人にとっても不利益に
ポケカ公式HPより引用
くるいえぐるを使わなければ、勝利した人に負けたという結果が出ます。しかし、自分のトドロクツキexのくるいえぐるを使って相手もみちづれにして両者負けという判定を受けた場合どうなるでしょうか?
敗北数が1増えた人に負けたことになり、最終結果にも下手すると影響してしまいます。
勝利数の多い人に負けていたあなたと、勝利数の低い人に負けたあなた。勝ち点が同じ人同士での判定となった場合、前者の方が圧倒的に有利です。
なので、トドロクツキexの技・くるいえぐるを打つ際は、ブーストエナジー古代などのHPが増加するポケモンのどうぐなどを持たせて反動の200ダメージを受け切れるようにしておきましょう。
くるいえぐるの対策方法
ポケカ公式HPより引用
くるいえぐる対策として、ミストエネルギーといったポケモンの使うワザの効果を受けないという効果を付与するカードを持たせたり付けたりしましょう。
くるいえぐるは、ワザの効果によって、ポケモンをきぜつさせることができるため、それさえ防いであげれば、ワザによってきぜつを防ぐことができます。
デッキの中で組むこととなると入れる枠があるかどうかというのが課題となりますが、そのあたりは、上手くデッキと相談して入れるかどうか考えていきましょう。
ロストスイーパーでブーストエナジー古代を剥がす
ポケカ公式HPより引用
トドロクツキを30ダメージ以上与えていた場合、くるいえぐるでの反動ダメージを含めると230ダメージ受けていながらブーストエナジー古代で60の増加で生き延びているとします。
その場合、ロストスイーパーといったグッズカードを使えば、HPが290から230に戻り、そのままきぜつ判定となります。
再現性は低いかもしれませんが、もしかしたらもう1押しで勝てるという盤面で使える手法かもしれませんね。
トドロクツキexのくるいえぐるについてまとめ
今回は、トドロクツキexの技・くるいえぐるについて、色々なことをまとめてきました。
知っているのと知らないのとでは、試合時に相手にとって不快な思いをさせる可能性もあるので、今回は紹介させていただきました。最後にポイントを絞ってまとめておきますね。
- くるいえぐるは、相手のバトルポケモンをきぜつさせる効果があるが反動としてトドロクツキex自体も200ダメージを受けてしまう
- サイドカードがお互い取り切るかもしれない盤面でくるいえぐるをつかって、両者サイドを取り切ると両者負け判定になる
- くるいえぐるを使う際は、HPを増強させるタイプのポケモンのどうぐを持たせることがおすすめ
- ミストエネルギーを倒されたくないポケモンに付けておくといった対策法はあるが、結構限定的なのであらかじめ想定しておくことが大事
確定きぜつという効果が非常に強力なため、現在ではロストデッキなどで困った時に使われるカードとして、重宝されています。
くるいえぐるを使用後に、次のターン凌げば、連続でくるいえぐるを使用することも可能のため、タイミング次第でめちゃくちゃ強いカードになりえます。
ここまで読んでいただき、ありがとうざいます。
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