ポケモンカードの対戦ルールの1つとして、スタンダードレギュレーションというものが存在します。
いわゆる、現在使えるカードをカードの左下のアルファベットを通して、チェックできるというものとなります。
今回は、この記事を投稿しているのが、12月ということで、スタンダードルールでのレギュレーション落ちについて、詳しく解説していきたいと思います。
ポケカは基本的にカード毎に使える期間が決まっている
ポケカ公式HPより引用
ポケモンカードというのは、博士の研究やボスの指令といった、一部カードを除いて、使える期間が決まっています。
例えば、2024年内に登場した新カードのレギュレーションマークは、アルファベットの「H」となっております。(今回は、汎用カードであるなかよしポフィンを例に見てみましょう。)
このアルファベットは、1年ごとに、1つずつ次のアルファベットの文字にずれていき、2025年はおそらく例年通りで行けば、レギュレーション「I」という表記になることでしょう。
そして、現行のルールだと、F、G、Hのカードが使える環境となっております。最新から遡って、3つのアルファベットのレギュレーションマークが現在使える環境のカードという認識をもってもらうといいでしょう。
要するに、どんなに最新のカードでも、3年以上経ったら使えなくなるというポケモンカードゲームの1つの特色となっています。
レギュ落ちについて
毎年、1月の下旬付近に公式からルール改定が行われます。それが、使えるレギュレーションマークのカードの更新になります。
2024年の1月下旬時点に、レギュレーションマーク「E」のカードが完全に使えなくなり、新しくレギュレーションマーク「H」のカードが使えるようになる、といった具合になります。
わかりやすく言えば、使えるカードのレギュレーションマークが「EFG」からスライドして、「FGH」になるといった感じですね。
例年通りで行けば、おそらくレギュレーションマーク「F」が完全に役目を終えて使えなくなり、2025年1月下旬に「GHI」になるでしょう。このことをレギュ落ちと言います。
レギュレーション改定のメリット
レギュレーションが更新されて変わることで生じることで生まれるメリットがいくつか存在します。どのようなメリットがあるのかを何個か挙げていきます。
メリット1:環境のバランスや均衡を保つことができる
レギュレーション改定のメリットその1。それは、ポケカにおける、カードゲーム環境のバランスが自然と調整されることです。
(なお、ポケカ公式といっても中身は人間が考えていることなので、稀に、組み合わせると反則級の強さを誇ってしまうカードが禁止カードになるということもあるそうです。)
簡単に言ってしまうと、このカードとこのカードが組み合わせればめちゃくちゃ強くてやばいというのを上手いことレギュレーション改定で、バランスを調整できるんですよね。
組み合わせはめっちゃ強いのに、結局次のルールではレギュ落ちしちゃうなーっていうこともざらにあります。
レギュ落ちすることで、デッキの軸となっているカードが使えなくなってしまい、最終的に、お蔵入りになるといったこともあるのでそこもポケカの醍醐味で面白いところでもあります。
メリット2:新規参入者を増やしやすい
使えるカードがその年によって、変わってくるので、集めるカードが限定されます。そのため、過去のカードをたくさん持ってると有利ということがなくなってきます。(一部、復刻カードも時々出るため一概には言えませんが。)
どんなに強いカードを持っていても、新弾が出るたびに環境や強いカードが変わってくるため、最新のカードを買う必要性があります。
なので、ポケカを始めるタイミングを選ばないで新規参入しやすいというメリットもあります。
メリット3:対戦人口の維持と人気の持続
この記事を執筆している2024年現在ですが、非常に面白い環境となっています。リザードンexを筆頭に様々なデッキが環境に混在している状況となっております。
とはいっても、リザードンexデッキは割合的にいえば、15〜6%という、決して環境を独占しているわけではなく、他のデッキたちも引けを取らないレベルでそれぞれ環境における割合を占めています。
ドラパルトexデッキ、タケルライコex&オーガポン(みどりのめん)exデッキ、サーナイトexデッキ、レジドラゴVSTARデッキ、ルギアVSTARデッキなどなど。
それぞれのデッキがの強み弱みが非常にバランス良く混在している環境となっています。
この環境で勝ち続けるには、レギュレーション内でのカードから最新弾のカードまで、何枚か必須カードを収集しておく必要性があります。これにより、ポケカ公式も売上を維持することができ、環境も目まぐるしく回っていくことになります。
レギュ落ちによるデメリットもある
レギュ落ちによって生じるデメリットは、文字通り想像しやすいと思いますが、今まで支えてたカードが使えなくなることです。
これにより、使えなくなったカードは、処分するか、思い出として残しておくか、もしくは、使えなくなったカードを抜いて、新たにデッキを再構築する必要がでてきます。
ポケカの醍醐味でもあるのですが、コスパ面で見ると、禁止カードに選定されるものを除いて、購入すれば、ずっと対戦で使える遊戯王カードなどと比べて、あまり良く無いのがわかります。
プレイヤーとしても、最新弾がどんどん発売されるため、デッキを強化していくには、ある程度お金もかかることがわかります。
レギュレーションについてのまとめ
今回は、スタンダードレギュレーションにおけるレギュ落ちや、カードの使える期間について解説してきました。
最後に、レギュレーションについてポイントをまとめて終わりたいと思います。
- レギュレーションマークというものがどんなカードにもカードの左下隅にある
- ポケカのカードはどんなに最新のカードでも3年以上経つと使えなくなってしまうスタンダードレギュレーションというものがある
- 毎年1月下旬付近で、使えるカードのレギュレーションマークが更新される
- レギュレーション改定によって、ゲームバランスの調整が施される
燃費は悪いけれど、ゲーム性は非常に魅力があるのもこのポケモンカードという特徴の1つです。限られた期間で大会で結果を残したり、思い出をたくさん作って、ポケカライフを楽しみましょう!!