今回は、ウルガモスの未来の姿のパラドックスポケモンことテツノドクガについて書いていきます。
このテツノドクガですが、そこそこ早い特殊アタッカーとして非常に優秀です。今回は、とあるアイテムを持たせた型を何種類か紹介していきます。
テツノドクガの種族値や簡単な情報
それでは、テツノドクガの強みや弱みを解説していきます。
まずは、いつものごとく種族値から見ていきましょう!
テツノドクガの種族値
HP | 80 |
こうげき | 70 |
ぼうぎょ | 60 |
とくこう | 140 |
とくぼう | 110 |
すばやさ | 110 |
テツノドクガは、パラドックスポケモン共通(テツノブジン、テツノイサハ、トドロクツキ、ウネルミナモを除く)で合計種族値:570となっています。
尖っているステータスが全体的に特徴的なパラドックスポケモンですが、この子も偏り具合がすごいですね。
特殊面では、なんと破格のとくこうが140あり、とくぼうも110、すばやさは110とわりかし高水準。
その反面、HP攻撃防御は、わりと悲惨な数値となっています。殴られる前に上から殴りに行くのが基本です。
テツノドクガのタイプ・特性
テツノドクガのタイプですが、ほのお・どくと攻撃面では結構優秀な複合タイプだと思われます。
受けとしては、みず、エスパー、いわが2倍、じめん4倍なので、テラスタルを切らないと物理の弱点技がとんできたら、ほぼワンパンされると思ったほうがいいでしょう。
ジバコイルやサーフゴーに基本的には有利な点は評価したいところですが、ジバコイルに関しては、水テラスタルもそこそこいるので油断は禁物です。
特性は、クオークチャージで、もちものでブーストエナジーを持たせることで、最速にしてもとくこうが上昇します。
なお、原種であるウルガモスと違い、ちょうのまいは没収されてしまいました。代わりに、すばやさととくこうに磨きがかかり、動かし方はだいぶ変わったポケモンになりました。
カイリュー対面に要注意
カイリューは、タイプ上不利な上、しんそくを持っているため、ノーマルテラスタルしんそくを打ってきた場合は、ほぼ吹っ飛ぶことでしょう。
こだわりハチマキをまいているカイリューだったらなおさらです。おすすめの相棒ポケモンは、ヘイラッシャです。カイリューで対面したらヘイラッシャに引いて様子を見ましょう。
テツノドクガのおすすめテラスタイプ
そんなテツノドクガのテラスタイプですが個人的におすすめしたいのが、ほのおテラスです。
このポケモンのとくこうは、禁止伝説級のあのレシラムの150よりたった10低いだけなので、それに加えてほのおテラスさえ切ってしまえば上からとてつもない火力を叩き出せます。(まさにほのおタイプ技のエキスパート!!)
そのもう一方で、もう一つのおすすめテラスタイプもあり、それがくさテラスタルです。いわやじめんが等倍ダメージ以内に変わるため、いざというときにはこちらのテラスタルでもいいかもしれません。
それと、水テラスタルジバコイルに対して安定して有利になるのも評価される点となります。(さらに、サブウエポンのエナジーボールも覚えます。)
なお、とつげきチョッキをもっているジバコイルも一定数いるので、すごく安定するとは言えず、なかなか難しいところかもしれません。
テツノドクガのおすすめのもちもの
テツノドクガといえば、やはり高いとくこうを活かしたいですよね。
何個かおすすめしたいもちものがあるのでご紹介していきます。
こだわりメガネ
一つの技しか出せなくなりますが、このアイテムのメリットはほのおテラスタルと組み合わせて打った時のすさまじい破壊力です。
こだわりメガネ&ほのおテラスの倍率を見てみると、例えば威力80のほのおのまいを打つとしましょう。80×1.5倍×2倍で240となります。
加えて運が良ければとくこうが1段階上昇する可能性もあるので、相手が交代してきた時に上から動ける場合、次のほのおのまいの威力は360です。
オーバーヒートを打った場合の計算はどうなるかというと、130×1.5倍×2倍の390で等倍でも受かるポケモンはかなり限られるでしょう。瞬間火力は絶大な数値を誇るため、決まった時の決定力はすさまじいものです。
もくたん
こちらは、個人的におすすめしたいアイテムで、ほのおわざの火力が1.2倍になります。投稿している私も愛用しているアイテムです。
もくたんとこだわりメガネの違いは、火力アップ量減少と引き換えに、ほのおのまいとオーバーヒートの打ち分けができるところでしょう。
ほのおテラスタル前提でメガネの違いを比較してみると、ほのおのまいからオーバーヒートを打った場合どうなるかを考えてみましょう。
ブーストエナジー
サイクル戦や最初のポケモン選出に自信がある人にはオススメしたいアイテムです。とくこう140、すばやさ110のため、すばやさに性格補正をかけても、とくこうが上昇するという数値をしています。
火力面でいうと、もくたんよりも倍率でいうと1.3倍補正が乗るため、0.1倍分違いが出るので非常に強力です。
アイテムの性質上、消費制なのでマスカーニャのはたきおとすが来たとしても火力を落とさずに、なおかつ受けるダメージを軽減しながら攻撃できます。
テツノドクガの総合火力計算してみよう
もくたんをもったテツノドクガのほのおのまいの火力は、(80×1.2倍×2倍)192ですね。オーバーヒートの火力が、(130×1.2倍×2倍)312です。2回打つとなると最低でも504という数値が出ます。
そして、ほのおのまいには5割の確率でとくこう1段階上昇という効果もあるので、運が良ければ、312×1.5倍で468で2つ合わせると総合火力は660で、実は前述した、こだわりメガネのほのおのまい(一回とくこう上昇分)×2より火力が出ます。
もちろん、ほのおの技の通りが悪ければ別の技を打つこともできます。(その場合、多少火力は劣ることになりますが。)
ブーストエナジーの場合、火力はさらに上乗せされる上、ほのお技以外の技も1.3倍されて打ち分けることもできるので、各々別の強さがあるのが特徴です。その反面、ブーストエナジーは相手にも対策を考える隙を与えてしまうため、注意が必要です。
どのアイテムを選ぶかはあなたのパーティとの相談となるでしょう。
さいごに
テツノドクガは、エース級の活躍ができるほど火力と素早さに恵まれたポケモンです。
しかし、ハバタクカミ対面でのサイコショックで毒タイプというのが足かせとなり、ワンパンされてしまう可能性もあるので、ほのおテラスタルすることをベースとして、お話してきました。
といっても、初手出し勝ちをしたらかなり致命傷を与える可能性を秘めたポケモンです。
テツノドクガの魅力が伝わったら幸いです。