めちゃくちゃ早くて火力のあるオオニューラ。さらには、優遇された専用技まで揃っていて、なかなか突破が難しい。そんな経験がありませんか?
今回は、オオニューラについて知るのとともに、対策方法や扱い方を解説していきたいと思います。これを読めば、オオニューラがどんな行動をしやすい傾向にあるのかがわかるようになるのでぜひ最後まで目を通してみてください。
オオニューラの基本データ
早速、オオニューラの基本のデータをタイプ・特性・種族値の順にまとめたものがあるので、見ていきましょう。何事もまずは基本からです。
オオニューラのタイプ
毒・格闘の複合タイプで、弱点3つ、耐性のあるタイプが6つとあまり干渉するタイプは少ないです。
そもそもオオニューラは、そこまで耐久値のあるポケモンではないため、高いすばやさとこうげきの種族値を生かして上から倒していくアタッカーのスタイルの方が活かしやすいです。
耐性はおまけのようなものだと思った方がいいかもしれません。
オオニューラの特性
通常特性 | プレッシャー
かるわざ |
夢特性 | どくしゅ |
オオニューラには3つの特性があります。プレッシャーは、そもそもの耐久があるポケモンに向いていて、オオニューラは耐久があるポケモンではなく、あまり相性がいい特性ではないですね。
主に使われる特性は、かるわざとどくしゅになります。かるわざの効果は、持っている道具が無くなった時にすばやさが2倍になる特性です。元々道具を持たせない状態ではすばやさは2倍になりません。
この特性を利用すれば、ブーストエナジーで上がったすばやさ種族値136のテツノツツミですらすばやさで勝てるポケモンになります。実質、シングルで言えば、このポケモンより先に動くには、先制技しかなくなります。
もう一つの特性、どくしゅですがこれがオオニューラの強い部分です。大体のオオニューラは、かるわざだなと確信して戦っていると、不意に毒の状態以上を植え付けられる可能性があります。
ちなみに、特性:どくしゅの効果は相手に直接攻撃(接触技)を打った時に30%の確率で毒状態にすることができます。
オオニューラの種族値
HP | 80 |
こうげき | 130 |
ぼうぎょ | 60 |
とくこう | 40 |
とくぼう | 80 |
すばやさ | 120 |
合計種族値:510
では、早速種族値を見てみましょう。ほぼ使われないとくこうが40といい感じに低くて、すばやさとこうげきがそこそこ高いアタッカーです。
耐久面で見ると、HP-ぼうぎょ-とくぼうでいつもの如くみてみます。80−60−80で物理はやや厳しいけれど、特殊耐久は等倍ならまあぁ一回は耐えられなくもない?くらいの耐久はしています。
かるわざで使う場合は、すばやさを少し落として耐久に少し努力値を振ってあげるのもありだと思います。
オオニューラの技リスト
特性が非常に強力なオオニューラですが、ここで技についてまとめておきましょう。技範囲は、そこまで広いわけではないですが、技もそうですが、唯一無二の性能を秘めているので、オオニューラの扱い方次第では、意表を突けるポケモンになれます。
代表的なものから実用性のありそうなものまで、いくつかピックアップしたので、チェックしていきましょう。
フェイタルクロー
命中100威力80の毒タイプの物理接触技です。追加効果が恐ろしく、50%の確率で、「どく」「まひ」「ねむり」のいずれかの状態異常にするという効果があります。
どの状態異常も非常に厄介ですが、特にねむり状態にされたら最後、そのポケモンはほぼ機能停止にされるのと同義かもしれません。
2ターン目の行動で起きる、最速起きしたとしても、HPがギリギリの状態になる可能性が高いです。
はがねタイプには効果のない技ですが、オオニューラはもう一つのタイプが格闘なので相手の複合タイプがゴースト、もしくは虫・フェアリー・毒・エスパー・飛行タイプなどではない限り抜群で通るので受け出しもなかなか難しいです。
インファイト
命中100威力120の格闘の物理技です。撃った後に、ぼうぎょととくぼうのランクが1段階ずつ下がります。
命中安定で、さらに火力は最強クラスで非常に使いやすい技ですが、撃った後に、返り討ちにあう可能性も非常に高い技でもあります。
この技を撃った時の失敗例を挙げると、ゴツゴツメットをもっているHP満タンのカイリューにインファイトを撃った後に、6分の1のダメージを受けながら自身のぼうぎょ、とくぼうが下がってしまうという状態です。
こうなると相手に、しんそくかりゅうのまいを撃つ隙を与えかねません。
ねこだまし
命中100威力40の優先度+3のノーマル技の先制技で、カイリューやウインディが主に覚える技である、しんそくよりも先制で撃つことが可能で、さらに確定で相手ポケモンをひるませることが可能。
非常に強力な技ですが、最初に撃つことしかできず、撃てるポケモンが限られているので読まれやすいデメリットもあります。
読まれなければ、きあいのタスキを持っていそうなポケモンに対して、タスキを剥がしながら次の攻撃に続けられます。
ノーマルジュエルを持っていれば相手をひるませながら安全に特性のかるわざを発動させられます。
どくびし
隙のあるタイミングで一度撒いておくことで、相手の後続ポケモンに負荷をかけることが可能な技です。
受けポケモンやきあいのタスキを持ったポケモンを実質無効化させることができます。
ちょうはつ
ちょうはつ使いの中でも非常に素早い部類のポケモンです。ただ、最初の方に書いた通り、非常に耐久面が低いため、使い所には気をつけたいところです。
せっかくディンルーにちょうはつしたのに、返しのじしんで倒されるなんてことも起こると思うので、使いどきは間違えないようにしたいところです。
なげつける
命中100、威力はもっている道具次第で変わってくる悪タイプの物理技(非接触技)です。道具をもっていないと失敗してしまい、撃てる回数も一回限りにはなりますが、例えばでんきだまをもたせることで、相手をまひにさせるといった芸当ができます。
本来不利対面である、サーフゴー相手にでかいきんのたま(威力130)を投げつけて、一撃で倒したりと、自由度が高く非常にカスタム性のある技なので、技スペース1つ分使う価値はあります。
とんぼがえり
命中100威力70の虫タイプの物理技(接触技)です。技を撃った後は、控えのポケモンと交代できるという、対面操作できる非常に優秀な技です。
ただ、虫タイプの技なので、あまりタイプの通りは良くないです。接触技でもあるので、相手のゴツゴツメットに触れてしまうのもきついポイントです。
ダメージを与える技というよりも有利な対面を作るといった意識で使うと良いです。
すりかえ
相手の持ち物チェックやこだわりスカーフを押し付けて、受けポケモンの機能を半分停止させるのにいいですね。
ただ、この技を覚えさせる場合、特性はかるわざよりもどくしゅの方が損はしないかも知れません。かるわざの場合、相手の道具と交換するので特性が発動しない状態になってしまいます。
カウンター
この技を使う際は、きあいのタスキを持たせるといいかもしれません。カウンター発動後、かるわざがもれなく発動します。
代わりに、先制技を持ったポケモンが後続で出てきた場合、詰みますが。この環境では、パオジアンやカイリューがたくさんいるので、こおりのつぶて、ふいうち、しんそくなどで処理されかねません。
せっかく上げたすばやさを無駄にしない立ち回りが重要になってきます。
つるぎのまい
自身のこうげきランクを2段階上昇させる変化技です。非常に強力な技なのですがオオニューラは元々の耐久が低いので使い所が難しい技でしたが、ポケモン対戦で1位に何度も取ったりしている動画投稿者のくろこさんに紹介されました。
持たせる道具はグラスシードで、ゴリランダーを組ませてグラスフィールドを展開させてから、ぼうぎょのランクを1段階上げて殴っていきつつここぞというタイミングでつるぎのまいを展開していく形になります。
元々のこうげき種族値が130あるのに加えてこうげき2段階上昇で全抜きをねらっていくオオニューラです。
グラスフィールドの管理にちょっとコツがいりますが、動画をシェアしておきますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
シャドークロー
命中100威力70のゴーストタイプの物理接触技です。急所ランクが+1なので、8分の1の確率で急所に当たります。
フェイタルクローの効かないサーフゴーへの打点として使えます。前述した動画でも使われている技になります。ゴーストテラスタルしないと火力が出ないかもしれないのがちょっと癖がある技かもしれません。
アクロバット
命中100威力55の飛行タイプの物理接触技です。道具を持っていない時に使うと威力が2倍の110になります。特性:かるわざと相性が良い技になります。
対ウーラオスの打点としていいかもしれません。なお、ウーラオスの物理耐久はそこそこ高いので倒せるかどうかはわかりませんが。
オオニューラの技構成する際の優先度をご紹介
オオニューラに限らずですが、採用する技の重要度を知っておくのは大事なことです。
もちろん型によっては、そこまで優先度の高くない技の採用もありますが、フェイタルクローはほぼ100%入るほどの優秀な技なので、ほぼ確定でしょう。
ちなみに、今回は紹介した技のみの紹介になります。他にも選択肢はあると思いますが、今回は、重要ポイントだけまとめました。
確定技(優先度S):フェイタルクロー
選択技(優先度A):インファイト ねこだましorなげつける(かるわざ始動技)
選択技(優先度B):カウンター アクロバット シャドークロー つるぎのまい ちょうはつ
選択技(優先度C):すりかえ
オオニューラの技構成まとめ
ここまで、オオニューラについて色々まとめてきました。最後に、オオニューラの重要なポイントに関してまとめてみたいと思います。
- オオニューラは高いこうげきとすばやさで相手を上から攻撃していくアタッカー
- いかにかるわざを安全に発動させるかが鍵となるポケモン
- 専用技のフェイタルクローは50%の運も味方にすれば苦手なポケモンでさえも強引に突破することも可能
- つるぎのまいも覚えるので工夫次第では3タテを狙えるエースポケモンになり得るポテンシャルをもっている
- かるわざが発動した時のオオニューラの突破は少し困難ですが、耐久数値はやや控えめなので、フェイタルクローなどは、隠密マントを持たせたポケモン等で対策していきましょう。