ダメカンのばら撒き適性の高い特性:いてつくとばりを持ったユキメノコ。今回は、相手の行動を阻害するデッキや、マリィのオーロンゲexデッキに入っているそんなユキメノコについて、何が強いのかを解説していきたいと思います。
これを読めば、ユキメノコの対処法や、どういった強みがユキメノコにあるのかわかるようになります。
ユキメノコの基本データ
ポケカ公式HPより引用
ユキメノコの基本データを見ていきましょう。
水タイプのポケモンで、HPは90、ユキワラシから進化できる、1進化ポケモンです。弱点は鋼タイプですが、1進化ポケモンなので、非常に耐久値は低く1回攻撃されたら、弱点を突かれなくてもほぼ倒される可能性が高い性能をしています。
そして、低耐久ありがちな逃げエネは1個。
特性はいてつくとばりで、次の見出しで詳しく解説します。
ワザは、水1エネと無色1エネの2エネで使える、フロストスマッシュですが、あまり使わなく、ダメージも60と普通の攻撃ワザなので、ここは割愛します。
「特性:いてつくとばり」について


ポケカ公式HPより引用
ユキメノコの特性:いてつくとばりを見ていきましょう。このポケモンがいる限り、ポケモンチェックのたびに、お互いの特性を持つポケモン(「ユキメノコ」をのぞく)全員に、それぞれダメカンを1個ずつ乗せる。
ポケモンチェックの時に発動するという珍しいタイミングでの特性となっております。しかもこの特性の強みは、ポケモンチェック時にダメカンが乗ってきぜつした場合に、前のターンに自分のポケモンがきぜつする条件には当てはまらないところです。
例を挙げると、キチキギスexの特性:さかてにとるやACE SPECであるアンフェアスタンプといった強力な効果を持つカードが使えません。
特性:いてつくとばりとポケモンチェックについて

ユキメノコの特性、いてつくとばりについて解説していくには、ポケモンチェックという概念について解説しておかなければなりません。
ポケカの対戦では、基本的には相手の番と自分の番を交互に繰り返すのですが、相手の番の終了後、自分の番が来るのですが、状態異常のどくややけどねむりやまひなどの状態異常になっている場合、相手と自分の番の間にポケモンチェックというアクションを挟みます。
(どく状態だった場合、基本的にはどく状態のポケモンに対して、ダメカンを1つ(10ダメージ分)乗せてから相手の番が始まります。
やけど状態の場合、ダメカンを2つ(20ダメージ分)乗せてから、コインを投げてオモテだった場合、やけどが回復します。ウラならやけどのまま相手の番になります。
ねむり状態の場合、コインを投げてオモテならねむり状態が回復。ウラならねむり状態のまま相手の番になります。(ねむり状態中は、逃げることとワザが使えません。))
そんなタイミングで、特性持ちのポケモンに対して、ダメカンを1個乗せる効果がポケモンチェックの時に行われるのがユキメノコの特性である「いてつくとばり」というわけです。
マシマシラの特性と相性は抜群

ポケカ公式HPより引用
はい。ここでも出ましたマシマシラ。自分のポケモンのダメカンを相手のポケモンに乗せ替えるプロフェッショナルですね。
自分の特性持ちのポケモンにも当然ユキメノコの特性によって、ダメカンが溜まっていきますが、その溜まったダメカンを1度で、3個まで相手ポケモに送りつけることができます。
当然、特性もちである、マシマシラ自体にもダメカンが乗っていくため、自身のダメカンを特性:アドレナブレインを使って相手に返すことが可能となっています。
複数枚並べることでダメカン乗せが加速する


ポケカ公式HPより引用
この特性は、何匹かユキメノコを場に出しても、効果が重複するため、2匹以上並べるとあっという間に、ダメカンが溜まっていくため、対戦相手からすると早々にユキメノコを処理したいところです。
ユキメノコ2匹、マシマシラ2匹と並んだ時は、もはや相手にとっては地獄絵図が完成してしまいます。
早々に、処理したいところですが、相手も工夫して立ち回ってくるため、対処が難しい上に、仮に倒してもサイドカード1枚という旨みの無さが、厳しいところです。
そして、マラカッチやスボミーが出された際は、攻撃できないポケモンにターゲットを絞られ、カウンターキャッチャーを使われたのち、逃げる行動を封じるワザ・おいつめるを使われ、こちらは行動不能になってしまいます。
いわゆる盤面を掌握するコントロールデッキと言われる構築です。
入れ替え札がほとんど入っていないデッキやフトゥー博士のシナリオなどがないデッキは、対処が非常に困難なので、何回も同じ行動を繰り返すようであれば、投了(降参)も視野に入れた方がいいかもしれません。
ユキメノコの特性:「いてつくとばり」のまとめ
ユキメノコの脅威は、実際に対戦で遭遇するとわかってくると思います。相性の悪いデッキであれば、じわじわとダメカンが増えていき、こちらが行動できない構図が完成してしまいます。
最後に、そんなユキメノコについてまとめて終わりたいと思います。
- ユキメノコの特性:いてつくとばりは、ポケモンチェックのたびにお互いの特性持ちポケモンにダメカンを1個ずつ乗せる効果がある
- ポケモンチェックのタイミングできぜつすると、キチキギスの特性:さかてにとるやアンフェアスタンプが使えない
- 自分の特性もちポケモンにもダメカンが溜まっていくので、マシマシラの特性:アドレナブレインとも相性が非常にいい
- マラカッチと組み合わさると、入れ替え札、ポケモンを回収する術がない限り詰み状態似なりかねない
進化前のユキワラシを見たら、コントロールデッキの可能性もあると身構えて対処していきましょう。とにかく速攻で倒せるよう計画を立てていくことを推奨します。