ポケモンの対戦界隈のSNSなどでよく見かける、A0厳選の投稿。今回は、そんなA0に関する疑問について解消したいと思います。
これを見れば、ポケモンをA0にする理由やメリットについて理解することができます。それではどうぞ。
そもそもA0ってどんな意味?
A0って言われてもそもそもなんの用語かも意味もわからない人もいると思うので、詳しく解説していきます。
まずは、区切って解説するとAというのが、ステータスの「こうげき」を意味します。そして0というのが、この場合ですと個体値を意味します。要するに、こうげきの個体値が0ということを指します。
個体値についてのざっくりした解説は以下の記事を載せておきます。
A0かどうかを確認するには?
Aの個体値がどのくらいの数値なのかを調べるには、ポケモンボックスを開く必要があります。なお、個体値を確認するには、事前にストーリーをクリアして、ジャッジ機能を解放しておくことをおすすめします。
何回か+ボタンを押していくとステータスのこうげきの横に、文字の表記があると思います。この文字の表記が、ダメかもという表記であれば、A0の個体であると確認できます。
この表記であれば、こうげきの数値を理論上、性格にマイナス補正を乗せることで、最低値にすることができるということになります。
A0にするメリットってなに?
そして、改めてこうげきの個体値をなぜ最低値の0にするのか?という理由を解説していきます。
大きく分けて3つの理由があります。以下、それぞれの理由について詳しく解説していきます。
- イカサマという技のダメージを最小にするため
- 相手のちからをすいとるの回復量を最小に抑える
- 混乱状態での自傷ダメージを最小にするため
イカサマという技のダメージを最小にするため
特に悪タイプの技を弱点で受けてしまう特殊技アタッカーには、A0厳選は、重要度高めです。
特に、悪タイプが弱点のサーフゴーなんかは、あまりこうげきの数値が高いとイカサマのダメージが増してしまうため、A0厳選はできる限りしておきたいところです。
妥協したとしても、数値が1〜15に分類される文字の表記「まあまあ」の個体程度は時間がなくても簡単に厳選しておきましょう。
相手のちからをすいとるの回復量を最小に抑える
ポケモンの中には、相手のこうげきの実数値(ランクの上昇下降の婆愛、その後の数値を参照)分のHPだけ回復する変化技、ちからをすいとるがあります。
いかにこうげきを低くするかが、このちからをすいとるの回復量を減らせるかどうかの鍵となります。
代表的なポケモンで、最近ではヤバソチャが主に使ってくる技です。なお、こちらに関しては重要度は低いのであまり気にしなくていいかもしれません。
混乱状態での自傷ダメージを最小にするため
個人的にはこれがA0厳選の理由を知った中で一番納得した理由です。
ただ、1ターン攻撃が相手ではなく自分に向くというだけでアドバンテージなので、こちらも軽く気に掛ける程度の重要度かもしれません。
混乱自傷の確率は、3分の1です。なお、6世代までは、2分の1だったので、混乱も弱体化したようです。ただ、混乱したポケモンがいた時は混乱を回復するために、一度場から退いて、他のポケモンに替えることでリセットした方がいいかもしれません。
A0厳選は対戦において必須事項なの?
実際のところ、A0厳選は、絶対必要というわけではありません。すばやさの個体値は、1でも高い方が先に行動できる仕様上、妥協は許されませんが、こうげきの個体値厳選はできたらやっておく程度の認識でいいと思います。
イカサマが飛んでくる盤面はたまにあるくらいで、実際の対戦では、頻繁にイカサマが飛び交うというわけではないです。
そのため、こうげきの個体値が31のままランクマに潜っていても、若干イカサマのダメージが伸びたり、混乱自傷ダメージがちょっと大きくなる程度なので、A0厳選をサボったから負けたという場面は案外そこまでないかもしれません。
少しでも勝率が上げたければ、一応やっといた方がいいかもしれませんが、必須ではないことも覚えておいてください。
A0厳選に便利な技「ちからをすいとる」
厳選したいポケモンによって数値は変わってきますが、相手のこうげきの実数値を参照してHPを回復するちからをすいとるを使えば、A0厳選が捗ります。
タマゴでの孵化厳選ができる場合は、こうげき実数値がダメかものポケモンに道具のパワーリストをもたせてタマゴをピクニックで発見することで、簡単に孵化させることができますが、中には準伝説や暁ガチグマのようなタマゴ孵化ができないポケモンもいます。
その場合、ちからをすいとるを活用してA0厳選をしてみましょう。
A0にする理由まとめ
基本的には、物理攻撃主体のポケモンと両刀(物理、特殊の両方の技を使う)ポケモン以外は、A0厳選をする価値があります。
ここまで色々書いてきましたが、最後に要点をまとめたいと思います。
- A0とは、こうげきの個体値の数値が0を意味する
- 個体値が0の場合、ジャッジ機能のステータスメッセージが「ダメかも」になる
- A0にすることで主にイカサマのダメージを抑えることができる
- A0厳選は、対戦において最重要項目とまではいかないができればやっておきたい
自己満足程度の感覚でA0厳選をやっておくと、後々あのときA0厳選をしておいて良かったと思える盤面が来る可能性があるので、可能な限りA0厳選をすることを推奨します。