拡張パック「メガブレイブ」にて収録されたポケモン、ルナトーン。太陽のような形のソルロックと対になる月のような形をしたポケモンとしても馴染み深いポケモンでもあります。
今回は、そんなルナトーンに主に焦点を当てて、どんなデッキに入っているのか。そして、どのような使い方をするのかを解説していきます。
ルナトーンの基本データ

ポケカ公式HPより引用
ルナトーンの基本情報について見ていきましょう。闘タイプのたねポケモンで、HPは110。弱点は草タイプで、抵抗力はなし。
重たそうな見た目をしていますが、逃げるためのエネルギーは1個と以外と軽いです。
特性のルナサイクルが非常に使いやすく応用も効くため、最近ではソルロックとペアで、よくいろんなデッキに出張しているイメージがあります。

ルナトーンの特性:ルナサイクルについて


ポケカ公式HPより引用
ルナトーンの特性:ルナサイクルについて見ていきましょう。
ソルロックが場にいる&自分の手札から基本闘エネルギーを1枚トラッシュするときに使える特性で、自分の山札を3枚引くという効果があります(すでに1回ルナサイクルを同じターンに使っていた場合は、使えません)。
なので、フトゥー博士のシナリオでルナトーンだけを手札に回収してから再びベンチに出しても、すでにルナサイクルを使っていた場合、2度目のルナサイクルは使えないので注意です。
山札から3枚引くという効果なので、条件が変わったキチキギスexのような効果ですが、キチキギスexとは違い、ベンチをもう1匹分圧迫してしまうので、そこは差別化できています。
ルナトーンの特徴と強み


ポケカ公式HPより引用
非exポケモンのため、テツノイバラexによる特性ロックが効かないところもポイントです。ただ、たねポケモンの特性を封じるクレッフィの特性:いたずらロックの影響は受けるので、注意が必要です。
HPが70よりも高いため、なかよしポフィンで呼び出すことはできませんが、ある程度高いHP110という面があるので、スピンロトムのとつげきランディングなどから一撃で倒されない強みもあります。
草弱点なので、準備段階での環境デッキの進化前ポケモンから一撃で倒されることもほとんどありません。タケルライコexのような後攻1ターン目から殴りに来れるポケモンからはパワーで普通にゴリ押されて倒されてしまいますが。
あとは、ベンチ狙撃による2枚取りもしづらい絶妙なHPラインというのも非常にポイントが高いです。
例を上げると、水オーガポンのげきりゅうポンプでも、バトル場のポケモンに100ダメージ+望むなら、エネルギーを3個山札に戻すことで、ベンチポケモンにも、120ダメージ与えられるワザなのですが、ソルロックもルナトーンもHP110のため、どちらか片方しか倒すことが出来ません。
ルナトーンと相性の良いデッキ

ポケカ公式HPより引用
主に、基本闘エネルギーを使うだけあり、闘タイプポケモンを活用するデッキをはじめとしたデッキと相性が非常にいいです。
環境デッキで言うのであれば、メガルカリオexのはどうづきによるトラッシュからのエネルギー加速を主軸に戦う「メガルカリオex」デッキを筆頭に使われています。
直近では、トラッシュにエネルギーがたくさんあるほど火力が上がっていくワザ・しんえんほむらをもっている「ソウブレイズex」デッキのシステムポケモンとして使われてもいます。
あとは、後攻1ターン目からソルロックのメテオビームで先行してサイドカードを取りに行けるように改良された「サーフゴーex」デッキなど。ルナサイクルとスーパーエネルギー回収も相性がよく、今までとは一味違うサーフゴーの可能性を引き出せるデッキとなってます。
まだまだ開拓の余地がありそうな気がするので、ルナトーン・ソルロックのコンビは、新たなシステムポケモンの選択肢として期待値が高いです。
ルナトーンの弱点

ポケカ公式HPより引用
特性こそ強力ですが、場にソルロックが必要なため、ベンチに必要なポケモンが呼べない状況の時や、ソルロック、もしくはルナトーンのどちらか片方がサイド落ちした時には、特性を活用できないため、一気に苦しい状況になります。
あとは、何も考えずにベンチに出していると、いざという時に必要なポケモンをベンチに出すことができないこともあり、思考の取捨選択が求められます。
要は、ベンチを1枠分多く圧迫してしまうという弱点ですね。
ただ、個人的には、ベンチに出せるポケモンが5匹までという条件下で、いかに重要なポケモンを並べるかという思考を鍛えるのに、うってつけのたねポケモンだと思うので非常に良いカードだと思います。
システムポケモンなので、にげられなくする系統のワザ(上記のカードで言えば、水オーガポンのワザ「すすりなく」など)を使われると、バトル場から逃がすことができなくなり、時間稼ぎをされてしまいます。
そのため、フトゥー博士のシナリオや、ポケモン入れ替えなどのカードを要求されます。
ルナトーンのまとめ
ここまで、ルナトーンに関する情報をまとめてきました。最後に、要点をまとめて整理したので、よかったら活用してください。
- ルナトーンは、場にソルロックがいて、基本闘エネルギーを手札から1枚トラッシュすることで使える特性:ルナサイクルが強力
- 特性:ルナサイクルは、トラッシュに闘エネルギーを送れて、かつ、山札から3枚カードを引けるという強力な特性
- 非exなので、キチキギスexと違い、テツノイバラexの特性ロックに干渉しないシステムポケモンなのがポイント
- メガルカリオをはじめとした、基本闘エネルギーをトラッシュに送ることを活用したデッキと相性がいい
- ルナトーンの弱点として場をソルロックと合わせて2匹分で占領してしまう、システムポケモンであるがゆえに、バトル場に呼び出されてにげられない系のワザで縛られると身動きが取れなくなってしまうなどが挙げられる
ルナトーンは、ソルロックと並べることを維持出来れば、デッキ圧縮や基本闘エネルギーをトラッシュに送ることができるため、いろんなことがまだまだできそうです。
ベンチに余裕があって、さらに、キチキギスexと組み合わせれば、1ターンに3枚ドローが2回できる可能性もありますね。
個人的には、ジムバトルのメガルカリオデッキに入れて使いましたが、非常に安定感のある動き方ができ優勝できたため、おすすめしたい2枚のカードですね。
非常に強力な動きができるので、ソルルナコンビをぜひ使って見てください。