ポケカもカードゲームである性質上、山札切れという概念があります。今回は、ポケカにおける山札に関するルールについて解説していきたいと思います。
山札が切れるとどうなるのか
山札が切れることで何が起こるのか?答えは、次のターンに自分の番が回ってきた時に、山札を上から1枚カードを引く決まりですが、カードが引けないということで負け扱いになります。
ここで注意したいのが、自分の番に山札が切れた時点では負けにはならないと言うことです。
要するに、山札を全て使ったとしても、そのターン内に相手のサイドカードを取り切る、もしくは勝利に確信のある算段があるなら、その時点で勝利してしまえば良い話です。
相手の山札切れを狙って勝利を目指す戦術が存在する
ポケカ公式HPより引用
イダイナキLOデッキや、カビゴンLOデッキといったポケモンの文字の後にLOという英語が付くデッキが存在します。このLOというのは、Library Outの略称で、山札切れという意味です。
例えば、イダイナキバに関して言えば、上のワザ・じばんほうかいですが、相手の山札を通常1枚トラッシュします。これだけでは相手視点大した痛手にはなりません。
ですが、手札から「「古代」のサポートカードを使っていたなら、さらに3枚トラッシュする。」という追加効果があります。
要するに、オーリム博士の気迫や探検家の先導といったサポートを使っていれば、相手の山札を上から4枚トラッシュに送ることができます。
このようなワザをメインに使っていき、相手の山札切れを誘発して勝利することに焦点を当てることに特化したデッキを通LOデッキといいます。
山札切れにサイドカードの枚数は関係なし
自分のサイドカードが6枚残っていようが、相手の山札切れには干渉せず、山札が切れた時点で相手の番が来たら自分の勝利となってしまうのが、LOデッキの強みです。
ですが、弱点として、仮に負けた時に、サイドカードが6枚残っていたら、ディスアドバンテージを取ってしまう点にあります。
「勝てばよかろうなのだ精神」なのが、このLOデッキの特徴なのです。
なお、LOを狙った戦術に関しては、相手との対戦のやり取りを拒絶したような戦い方でもあるため、好き嫌いが分かれる傾向がありますね。
LOデッキは、相手の行動をいかに制限させるかを狙う
ポケカ公式HPより引用
LOデッキは、そもそも相手をどんどん倒してサイドカードを取り切って勝利を目指すデッキではありません。
なので、サイドカードに関しては、あまり干渉しないデッキが多いです。入れるカードも、クラッシュハンマーやビワといった、自分のポケモンを対象に強化していくというよりも相手の行動を完全に妨害を狙ったカードを優先して採用します。
ビワは、相手の手札を見れると同時に、2進化させるためのグッズカード、ふしぎなアメを相手の手札からトラッシュさせることができる対象となっています。
山札切れもポケカの立派な戦術
ポケカ公式HPより引用
LOデッキは、個人的には、ゲームのポケモン対戦で言うところのTODを狙った受けループにちょっと共通点があると感じました。
どちらも、長期戦を強いる戦術で、相手の行動に対して受けを成立させる安全な立ち回りをいかに狙っていくのかというのが特徴的です。
とは言っても、LOデッキの人と戦って負けるというのは、何か屈辱的な感情を湧くのもたしかです。
個人的には、ウミトリオLOデッキに当たったことがあって、「うみほりトンネルってなんだよおおおお!!」って心の中で嘆いた記憶もあります。
コイントスを3回行い、運が良ければ、相手の山札をなんと9枚トラッシュに送ることができるのが強いですが、逆に一回もオモテにならなければ、トラッシュする山札は0枚になるというロマン溢れるワザでもあります。
山札切れのルールまとめ
ここまで、山札切れに関する情報について書いてきました。最後に、山札切れに関係する情報についてポイントをまとめて終わりたいと思います。
- 山札が無くなったその時点では勝敗には関係なく、次のターンに山札が引けないと判定された時に負けが確定する
- 自分のサイドカードを相手よりいくら多く取っていても山札切れを起こして自分の番を迎えると負けが決まってしまう
- 相手の山札切れを目指したデッキが一定数存在する
- 相手する際は、あまり気分がよくないがLOデッキも立派な戦術の1つである
たくさんポケカ対戦をしていくと、いつか対戦することのあるデッキの種類の1つなので、当たった際は、山札の枚数をチェックしながら丁寧に立ち回ることを意識していきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうざいます。
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