今最も使われているであろう、ドラパルトexのACE SPEC枠として、ネオアッパーエネルギーが活躍しています。
今回はなぜネオアッパーエネルギーが主流となっているのか、理由やメリットについて考えていきたいと思います。
ネオアッパーエネルギーの基本データ
ポケカ公式HPより引用
では、ネオアッパーエネルギーについて効果を見ていきましょう。ネオアッパーエネルギーは、ACE SPECに分類される特殊エネルギーで、手貼り権を使って、ポケモンにつけることができます。
“このカードは、ポケモンについているかぎり、無色エネルギー1個ぶんとしてはたらく。
2進化ポケモンについているなら、すべてのタイプのエネルギー2個ぶんとしてはたらく。”
普段は、無色エネルギー1個分として機能しますが、2進化ポケモンについている場合、2個分の全種類のタイプのエネルギーとして機能します。
これだけの効果なのですが、後々になって、ドラパルトデッキに非常に相性の良いカードとなっております。
ネオアッパーエネルギーとドラパルト
ポケカ公式HPより引用
ドラパルトデッキを使う上での課題として、やや重い異なるタイプの2つのエネルギー(炎・超の2タイプ)をいかに早く立てるかという問題がありました。
最初によく使われていたのが、ネイティオやアカマツといった、特性やサポートカードで、素直に要求エネを貼っていく手法でした。
ステラミラクル以降の環境は、きらめく結晶の登場によって、先攻・(または後攻)2ターン目から仕掛けていく、アメ進化と1エネでファントムダイブをする、速攻型のドラパルトデッキの登場でした。
そして、昨今では、複数匹のドロンチで、確実に盤面を作りながら、1つのカードでエネ要求値を満たすことのできる、ネオアッパーエネルギーが主流となっております。
ネオアッパーエネルギーは、トウコなどを使えば、ドラパルトと共にサーチしたり、ドロンチの特性:ていさつしれいで無難に山札を掘り進むことで、運要素はありますが手札に加えやすくすることができます。
ネオアッパーエネルギーを採用するメリット
ポケカ公式HPより引用
なぜネオアッパーエネルギーを採用するのかというのが、なんといっても、ドラパルトが2進化ポケモンな上に、きらめく結晶+基本炎(超)エネルギーの2枚必要という面よりも利便性が優れているからでしょう。
さらに、きらめく結晶型で使うとなると、スタジアム「ジャミングタワー」が貼られた状況下では、ポケモンのどうぐが無効化されてしまうので、きらめく結晶の効果が発動できず、エネルギーの節約ができないためというのもあります。
F・G・Hのレギュレーションでは、シンオウ神殿があったため、ルギア対策のついでにドラパルトのネオアッパーエネルギー採用は、まず無いなという環境の影響もあったと思います。
なので、結果として、何の干渉もされないネオアッパーエネルギーが主流となったのかもしれませんね。
ネオアッパーエネルギーの弱点
ポケカ公式HPより引用
とは言え、きらめく結晶になくて、ネオアッパーエネルギーにはある弱点も存在します。
それは、グッズカード「改造ハンマー」の存在です。このカードは、相手の場のポケモンについている特殊エネルギーを1枚選んで、トラッシュする効果があります。
ACE SPECのカードとは言えど、特殊エネルギーに分類されるこのネオアッパーエネルギーというカードは、改造ハンマーをポンと1枚出して簡単に破壊されてしまいます。
一度トラッシュにネオアッパーエネルギーを送られたら、その時点でドラパルトexは、再度エネルギーを付けなおして攻撃することが、困難となってしまいます。
炎超の組み合わせは中々揃えるのが困難なエネ要求なので、改造ハンマーは時に刺さってしまうのが弱点でもあります。
ネオアッパーエネルギーとドラパルトまとめ
今回は、ACE SPEC枠である、ネオアッパーエネルギーをドラパルトに使われる想定で解説してきました。
環境の流れと共に、今現在、最も噛み合った組み合わせかもしれませんので、覚えておくと良いかもしれません。
最後に、要点を絞ってまとめておきます。
- ネオアッパーエネルギーは、2進化ポケモンにつけるとすべてのタイプの2個分のエネルギーとなるACE SPECの特殊エネルギー
- ジャミングタワーなどの妨害カードの影響を受けず、1枚でドラパルトのエネ要求を見たせるため、よく使われる特殊エネルギーである
- 弱点は改造ハンマーであるが、付ければ、1度は必ずファントムダイブが撃てるため、コスパは非常にいい
そろそろレギュJのカードも発表されはじめてきている状況なので、また環境ががらりと変わる可能性はありますが、ドラパルトは登場から一気に強さが評価されて、いまだに環境トップクラスの使用率を誇ります。
現時点では、カウンターキャッチャーがレギュ落ちする可能性が高いため、やや痛手ではありますが、ドラパルトは、まだまだ環境に居座る可能性の高いデッキだと思うので、変化に適応したいですね。
以上、ネオアッパーエネルギーとドラパルトの組み合わせについての解説でした。
