過去に悪タイプのトラッシュからのエネ加速手段として、ダークパッチがありました。今回は、特性で山札からエネ加速をしつつ、ちょっと変わった追加効果を持つポケモン、ストリンダーについてご紹介したいと思います。
これを読めば、悪タイプのエネ供給手段の一要素がわかるようになると思います。
ストリンダーの基本データ
ポケカ公式HPより引用
このストリンダーの登場パックは、拡張パック「インフェルノX」です。
ストリンダーは、悪タイプ(原作では、毒・電気タイプですが、毒タイプを基準に悪タイプになったと思われます)のポケモンとなっており、HPは140。エレズンからの進化ポケモンとなっています。
弱点は闘タイプ、抵抗力はなし。逃げエネは2個となっており、2個といったらやはりふうせんと相性がいいかもしれません。
特性:バッドアッパーとダークパッチの違い
ポケカ公式HPより引用
特性:バッドアッパーの効果を見てみましょう。
“自分の番に1回使える。自分の山札から「基本悪エネルギー」を1枚選び、ベンチの悪ポケモンにつける。そして、山札を切る。その後、つけたポケモンにダメカンを2個のせる。”
レギュFで存在したダークパッチとの大きな違いは、基本悪エネルギー山札からベンチの悪ポケモンにつけることができる点です。
一見、デメリットに見える基本悪エネルギーをつけたポケモンにダメカンを2個乗せる効果ですが、とあるカードとの相性がいいので、一概に悪い効果とは言えない点が面白いところです。詳しくは後の見出しで後述するので、お楽しみに。
山札から持ってくるので、序盤、中盤では特に、デッキから基本エネルギーを抜きながら、必要なカードを山札に残すことができます。
1進化ポケモンなので、グッズであるダークパッチとは違い、速攻使うことはできませんが、ストリンダー自体はポケモンなので、生き残っていれば、毎ターン効果が使えるので、非常に強力な特性となっております。
特性:バッドアッパーで乗ったダメカンを利用する

ポケカ公式HPより引用
特性のバッドアッパーでのせた2個のダメカンを活かすポケモンとして、まず汎用性の高い超ポケモンのマシマシラがいます。
打点補完として、バッドアッパーで悪ポケモンに乗せたのダメカンを2個分、相手の倒したいポケモンに乗せ替えるというスタンダードな使い方ができます。
そして、おそらく公式も想定していたであろういい感じにシナジーのあるポケモンに、メガサメハダーexがいます。
下のワザ・ハングリージョーは、悪2エネで撃てて、メガサメハダーex自身にダメカンが乗っていた場合、150ダメージ追加で、合計270ダメージまで出すことが可能となっています。
ストリンダーの特性のバッドアッパーとの組み合わせでエネルギーとダメカンの両方を補充できるという、スピード感のあるワザとなっていますね。
メガゲンガーexとハブネークに特性:バッドアッパー

ポケカ公式HPより引用
ストリンダーは、メガゲンガーexとも相性がよく、メガゲンガー自身のワザ・ヴォイドゲイルでベンチにいるハブネークの基本悪エネルギーをつけかえます。
そして、相手のワザを耐えた後、ポケモンのどうぐなどのふうせんをつけて逃げます。
その後、メガゲンガーの特性によって、ポケモンexからの攻撃で倒されてもサイドカードを取られないハブネークで、非exポケモンで240ダメージを出していくという凶悪なコンボができます。
裏呼びで倒しても攻撃する側がexポケモンだったとしたら、メガなのにサイドカード2枚しか取れないので、相手視点非常に困る状況となります。
ストリンダーのまとめ
ストリンダーは悪タイプデッキのスタンダードなエネ供給カードとなりうるカードなので、覚えておくと良いと思います。
最後に、要点をまとめて終わりたいと思います。
- ストリンダーの特性:バッドアッパーは、山札からベンチの悪ポケモンに基本悪エネルギーをつけることができ、ダメカン2個も乗せる効果
- メガサメハダーとは非常に相性のいい特性で、悪エネルギー供給とダメカン2個を乗せることができるので、ワザ・ハングリージョーで270ダメージを早い段階で叩き出せる
- 悪タイプのエネルギー供給として非常に使いやすいので、今後の悪タイプデッキ御用達のポケモンになる可能性大
相手がストリンダー(進化前のエレズン)を出していたら、早々にボスの指令などで呼び出して倒しにいきたいですね。
以上、ストリンダーについての解説でした。
