ポケモンの戦術の一つに天候パという概念が存在します。特に、対戦始めたての段階だと仕様がよくわからないという人も多いかもしれません。
今回は、そんな天候の中で雨状態の時にどのような効果があるのかというのを解説していきたいと思います。これを読めば、雨状態の理解度はぐーんと上がります。
天候「雨」状態とは
天候が雨状態だと何が起こるかというと、まず初歩的な解説としては純粋に水技の威力が1.5倍になるという恩恵があります。逆に、炎技の威力が0.5倍になります。
さらに、特性:「すいすい」を持ったポケモンのすばやさが2倍になるという特徴があります。これが、雨状態の強みとなっております。
天候を雨にするには
天候を雨にする方法は、技「あまごい」を使う方法と、特性:「あめふらし」のポケモンを場に出す方法の2つがあります。
いずれの場合も、5ターンの間効果は続きます。なお、道具の「しめったいわ」を持たせることにより、5ターンの雨効果を8ターンまで延長させることができます。
その際の場の状態の確認の表記上は、相手にはわからないようカモフラージュされ、5ターンと表記されますが、5ターン過ぎた後から、1/5→3/8ターンのように、5ターンが超過した場合にのみ、8ターン分の〇というように表記を確認することができます。
雨状態時のさまざまな効果
雨の時は、他にもさまざまな効果が上がったり下がったりするものがあるので、いくつか紹介します。
こうごうせいなどの天候に依存する技の回復量が減少
通常時は、最大HPの半分(小数点以下切り捨て)回復する技(こうごうせい、つきのひかり、あさのひざし)が、天候「雨」の場合、回復量が、最大HPの4分の1に減少してしまいます。
メインの回復技が天候に依存する受けポケモンだった場合、あめふらしのポケモンやあまごいをすることで、回復を抑制する働きがあります。
かみなり、ぼうふうが必中になる
ぼうふう、かみなりともに、普段は命中率70のかなり命中率に難のある技ですが、ぼうふは相手を3割の確率で混乱、かみなりは相手を3割の確率で麻痺にするという追加効果付きです。
威力も両方とも110ありかなり破格の性能をしている技になりますが、天候が雨の場合、命中100ではなく、必中になります。
なお、ゴーストダイブやダイビングといった場から一時的に離脱する技を使っている最中のポケモンには当たらないのでその辺は要注意です。
ソーラービーム、ソーラーブレードの威力が半減に
名前の通り、太陽の光を吸収して攻撃する技のため、天候が雨の時には半分の火力となってしまうので、注意したいところです。
とはいっても、ランクマなどにおけるソーラービームの技の重要度はそこまで高くないので、そこまで注意することでもないかもしれません。
ウェザーボールのタイプが水になり、威力2倍に
ウェザーボールは、威力50のノーマル技となっていますが、これを雨の状態で撃つと威力が2倍になって威力100となります(さらに、雨の恩恵があるので実質150)。
なお、相手にも天気を変更するポケモンがいる場合、交代して受けられると天候を上書きされた後の天候のタイプで技が入ってしまうので気をつけましょう。
特性:「すいすい」とのシナジー
雨パと呼ばれるパーティの強みの1つとしては、なんといっても雨による水技の火力増強と特性:「すいすい」で圧倒的に高いすばやさを活かして全抜きを目指すといったものです。
これに加えて、火力増強アイテム(いのちのたま、こだわりハチマキなど)を持たせてもよし、さらなる火力アップの水テラスタルをしてもよし。
雨による恩恵の影響で、雨を降らせるサポートポケモンですら水技の火力がそこそこ出るので、対面したら要注意です。
天候雨状態のまとめ
色々な覚えることがあったと思いますが、最後にポイントをまとめておきます。今回、書かれたことを覚えておけば、いざ雨パと当たった時に何をしてくるのかがなんとなく理解できると思います。
- 雨状態にするには、特性:あめふらしのポケモンを場に出すか技「あまごい」を使う必要がある
- 天候を雨にすることで水技の火力が1.5倍という恩恵を受けられる
- 特性で「すいすい」を持ったポケモンは、雨にすることですばやさが2倍になる
- 雨状態だと一部回復技のHP回復量がかなり下がってしまうので注意
天候を操作するポケモンは非常に強力な個性を持っているので、パーティにいるだけで圧になるので、相手は対策してくるはずです。そこに合わせたパーティ選出をすることが大事になってくるので、覚えておきましょう!