ポケモン対戦は、相手を先に３体倒した人が勝ちです。その際に、シンプルかつわかりやすすぎる相手を1匹を１発で倒せてしまう一撃必殺技。今回は、そんな一撃必殺技の簡単な仕様から隠された仕様まで、解説していきます。
一撃必殺技とは
時たまポケモン対戦の対戦界隈で、議論の的となることのある一撃必殺技。一撃必殺技とは、名前の通り一撃で相手のポケモンを倒せる恐ろしい技です。
どのような技が分類されるかというと、SVで使われる代表的なものを挙げるとぜったいれいどやじわれ、ハサミギロチンの３つが候補として挙がります。
※この記事が更新されている現時点では、つのドリルを覚えるポケモンはいませんが、DLC第２弾で追加されるポケモンの1匹に、ドサイドンがいるので、SVでのポケモンの専用技として覚える可能性があります。
（初代ポケモンでは、ニドキングも覚えていましたが、復活するかどうかは不明です）
とはいっても、この技はハサミギロチンと同じでノーマルタイプの技なので、実装そのものが危うい可能性がありますが。
じわれ
地面タイプの一撃必殺技です。もちろん地面タイプなので、飛行タイプや特性：ふゆう持ち、もしくは持ち物のふうせんを持っているポケモンには当たりません。以下の２つの技にも共通していますが、命中30でPP5というのが技の仕様となっております。
この技を使ってくるポケモンの例としては、水タイプのポケモンですがヘイラッシャやキョジオーン、ランドロスなどがいます。
ぜったいれいど
氷タイプの一撃必殺技です。タイプ相性上、無効化されるタイプがなかった時代もありましたが、７世代以降から、氷タイプのポケモンに無効化されるようになりました。
代表的なポケモンに、オニゴーリやフリージオ、ユキノオー、そしてパオジアンがヘイラッシャを突破するために、稀に採用している人もいます。
ハサミギロチン
ノーマルタイプの一撃必殺技です。もちろんノーマル技なので、ゴーストタイプのポケモンに無効化されてしまいます。
覚えるポケモンは、ドドゲザン、オノノクス、シザリガー、クワガノンなどがいます。
対戦における一撃必殺技の仕様一覧
一撃必殺技の仕様として、意外と知らない人もいる可能性もある細かい仕様があります。
一撃必殺技の命中はどんな時も固定
相手がどんなにちいさくなるなどで、回避率を上げても命中率は一律で変わらず、30となります。自身のポケモンが命中率を上げるこうかくレンズを持っていても、場をじゅうりょく状態にしても適応されず命中30のまま上がることはありません。
こころのめやロックオンなどは適応される
次のターンに打つ技を、必中にするこれらの技は、適応されるので、２ターンキルを実現させるこの技は、相手が交換しない限り倒されてしまうという凶悪無コンボとなっております。
からぶりほけんは適応外
攻撃を外した場合、自身のすばやさを２段階上昇させることができる道具、からぶりほけんですが、一撃必殺技の場合、外しても発動しません。
筆者も剣盾時代は、アローラキュウコンでぜったいれいどを採用してからぶりほけんでやったことはありましたが、発動しないことを知らずに、赤っ恥をかいたのを覚えています。
ちなみに、SVでは、アローラキュウコンからぜったいれいどを没収されました。
きょけんとつげきと一撃必殺技
ちなみに、ヘイラッシャセグレイブ対面で起こりうるケースとして、セグレイブ側がきょけんとつげきを打ってきた直後にヘイラッシャがじわれを撃つと必ず命中するという変わった仕様があります。
これに関しては、制作側がきょけんとつげきのデメリットとして、次受ける技のダメージが２倍になるという設定を考慮して一撃必殺の場合、必中となるというような設定にした可能性が高いです。
きあいのタスキ持ちに当たるとHP1で耐えられる
一撃必殺技をきあいのタスキ持ちのポケモンに当てるとどうなるのか？答えは、HP1で耐えられます。
地味に、きあいのタスキを持たせるといざという時に保険となるのはきあいのタスキの偉いところですね。
特性：がんじょうのポケモンには無効
がんじょうを持ったポケモンに一撃必殺技は絶対に効かないため、一撃必殺をケアするのであれば、岩オーガポンや、ジバコイルなどもいいかもしれません。
ミミッキュに一撃技を当てるとばけのかわが剥がれるのみ
ミミッキュにじわれやぜったいれいどを当てると、ミミッキュは倒れるのかどうかですが、答えは、特性の影響でばけのかわがはがれた状態になるだけです。
これもミミッキュのズルいところですね。絶対一発は攻撃を耐えるというのは、やはりミミッキュの強いところです。
一撃必殺技は運まかせ？それとも戦術？
ポケモン対戦においてよく言われるのが、初手でいきなりじわれを打ってくるのは弱い動きだとか、運ゲーで勝って楽しい？ってところです。
SVでは、一撃必殺技を無効化する術がほぼありません。剣盾の頃は、ダイマックスすることで、一撃必殺技を無効化することができましたが、システムが自身のタイプを変えるテラスタルは、そういった恩恵がありません。おそらく、アンコールが強くなったのと同じ理屈です。
これは、個人的な意見となりますが、対戦時間短縮したい場合やどんなにひっくり返しても負け筋がない場合、そして、一撃技を撃つことしか勝ち筋がもうない場合の３パターンに限って一撃技を撃つのはアリだと考えています。
ただ、おそらくSVの永遠の議論のテーマなので、一概にそれが正解不正解とは言えませんが。
一撃必殺技をケアしたい場合はみがわりを覚えさせよう
一撃必殺技もちのポケモンはすばやさが低いポケモンがほとんどです。なので、相手一撃必殺技を外すのをみがわりを使いながら待つのもありかもしれません。
みがわりが残せれば逆に相手のポケモンの一撃必殺技を起点にすることもできます。ピンチをチャンスに変えてやりましょう！
一撃必殺技はエンターテイメントならあり？
とある大会での動画を紹介します。これが、一撃必殺技を覚えさせて、なおかつとある道具を持たせたポケモンが出てくるのですが、これが非常に凶悪な仕上がりとなっています。
コンセプトがシンプルでわかりやすくブレていなさすぎる分、相手からすると厄介極まりないかもしれません。
一撃必殺技のまとめ
最後に一撃必殺技に関することについてポイントをおさらいしますね。
- 一撃必殺技には、３つのタイプの技が存在しそれぞれ無効化されるタイプが変わってくる
- 命中率はどんな時もほぼ30固定（こころのめやロックオンなど例外あり）
- 一撃必殺技の対策方法はみがわり採用
これを読んで、今回初めて知った仕様もあるかもしれません。それも含めてポケモン対戦が面白いと思えたのであれば、嬉しく思います。
