ポケモン対戦において、相手より先に行動するということは、非常に重要な要素です。そこで、今回は種族値上では負けていても、相手より先に行動することが可能にできる便利な道具、こだわりスカーフを持たせるのにおすすめのポケモンをご紹介します!
これを読んでおけば、なぜこちらの方がすばやさ種族値が高いはずなのに、相手から動かれたという理由がわかるようになります。
そして、スカーフを持たせたポケモンの強み弱みを明確にしておくことで、柔軟に対応しやすくなると思うので、ぜひ最後までご一読ください。
今回のキーアイテム「こだわりスカーフ」について
こだわりスカーフの道具の効果は、すばやさが1.5倍になる代わりに、デメリットとして一度出した技しか使えなくなるといったものです。
なお、一度控えに引っ込めれば、出す技がリセットされるのでそこは安心してください。
こだわりスカーフを押し付けて相手を錯乱させる戦法
こだわりスカーフは、変化技「トリック」を使うことで、相手の受けポケモンの機能をほぼ停止させる力があります。通称:スカーフトリックと言います。
その反面、変化技をシャットアウトするサーフゴーや素早さを上げられると困るポケモンに引かれた時に、トリックを打ってしまうと悲惨なことになるので、使い所に気をつけましょう。
なお、スカーフトリックには、もう一つの強みがあります。それは、相手の持ち物をチェックできるというものです。
当然その後は、こだわりスカーフによる恩恵のすばやさ1.5倍の効果がなくなるので気をつけましょう。
こだわりスカーフ適正の高いポケモンを5匹紹介
それではさっそく、こだわりスカーフと相性の良いポケモンを何匹かピックアップして紹介していきます。
ウォッシュロトム
こだわりスカーフと適正のあるポケモンの代表格ですね。防御面で優秀な水・電気タイプに加え、特性:ふゆうにより、実質弱点が草タイプしかありません。トリックを覚えるのでスカーフトリック戦法が使えます。
よって、一撃で倒すことが非常に難しくさらに、おにびやでんじはといった変化技にも恵まれています。さらに、苦手な相手には、相手の行動より先にボルトチェンジを打ってその場を切り抜けたりと非常に器用なポケモンです。
すばやさ種族値86なので、最速ならスカーフを持たせることで、ドラパルトのすばやさ種族値142を抜けます。
ドラパルトは他のポケモンで倒せるよという場合は、準速にしてスカーフを持たせれば、環境ポケモンでテツノツツミのすばやさ種族値136までちょうど抜けます。そこは柔軟に対応していきましょう。
サーフゴー
スカーフトリックの使い手その2。ロトムよりはちょっと遅いけれどスカーフを押し付ける分には申し分ないすばやさをしてます。
こちらもこだわりスカーフを持っている可能性が高いスカーフ持ちがたまにいますね。なお、最近は、隠密マントやたべのこし、ゴツゴツメットなどを持っている耐久振りのサーフゴーもよく見かけます。
一番多かったのは、SV環境初期の頃でかなりの割合でサーフゴーがこだわりスカーフを持っていた気がします。
すばやさ種族値は84。絶妙にスカーフが噛み合う数値ですが、最速にしないとなかなかスカーフの恩恵がありません。
ただ、こんな環境の今だからこそ、もしかしたらスカーフサーフゴーが刺さるかもしれませんね。
れいじゅうランドロス
攻撃種族値145で非常に攻撃力が高く、すばやさ種族値も91と絶妙な数値をもつポケモンです。
場に出た瞬間に特性が発動するため、パオジアン対面の場合、向こうも特性:わざわいのつるぎが発動するので、スカーフがバレてしまいますが、常にアドバンテージを取れるようになります。
ランドロスのスカーフ持ちが増えたのもきっとオーガポンの影響でしょう。
れんげきウーラオス
ランドロスレギュレーションDから使用可能となったポケモンですね。個人的には今かなり熱いスカーフ適正の高いポケモンだと思っています。
すばやさ種族値が97あり、スカーフを持たせるとなるとちょっとすばやさに余裕ができるので、他の数値に努力値を振る余裕ができるのでカスタム性が高いです。
水テラスタルスカーフすいりゅうれんだは、相手の選出次第では受けきれずに詰む可能性が高いです。非常に強力なポケモンの一角だと思います。
スカーフをもったウーラオスが増えた原因はこれもまたオーガポンの登場かもしれません。
ミミッキュ
型が読みにくいタイプのスカーフトリック使いの1匹。大体のミミッキュは足りない火力をいのちのたまで補っているので、今の環境では、案外刺さりは良いかも。
その反面、単体性能は大きく下がるポケモンでもあるので、要注意。すばやさ種族値はウーラオスより1低い96。
こだわりスカーフとポケモンまとめ
こだわりスカーフは、応用の効くアイテムですが、一度バレると対策を施される可能性があるので、最初の相手の1匹を最初に落とすか、最後のひと押しとして活用するのがおすすめです。
最後に簡単なポイントをまとめて終わりたいと思います。
- こだわりスカーフは、すばやさを1.5倍にするメリットと同じ技しか出せないデメリットがある
- スカーフを相手に押し付けて同じ技しか繰り出せないようにするスカーフトリックという戦術もある
- スカーフトリックの使い手は主にウォッシュロトムとサーフゴーが多い
- スカーフを持ったアタッカーに霊獣ランドロスと水ウーラオスが主にいる
他にもスカーフ適正の高いポケモンは何匹もいるのですが、今回は個人的主観で選んでみました。こだわりスカーフは、盤面をひっくり返すほどの強力な道具なので、使ったことない人は、一度使ってみることをお勧めします。